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ケネディ大統領と麻生総理に見る「誰に問いかけるのか」という視点

先日、麻生総理が国会の所信表明演説で、民主党へ質問を連発しているのを見て、ああ、問いかけている相手が違うのでは・・・と思いました。これで思い出したのが、米国大統領選でJ.F.ケネディとニクソンとテレビ討論会を行ったときの話です。

当時、ケネディはカソリック、下院議員出身、史上最年少候補、と三つの致命的ハンデを背負っていました(実際には難病持ちでもありましたが、それを隠しており、当時は誰も知らなかった)。しかし、テレビ討論会のその日、ケネディは、ニクソンを議論で打ち負かす、のではなく、あくまでもテレビの向こうで見ている何千万人という国民に話しかけていました。結果的にケネディは国民に好印象を与え、大統領に就任する事が出来たわけです(と、本でちょっと読んだ程度ですが・・・)。

これでさて、と思ったのですが、企業だと果たしてどうか、という事です。企業が最終的に見つめるべき相手は、競合企業ではなく、顧客です。要は誰のために、という視点を常にはずさない事が、一番大事なのだろう、という事です。しかし、これは案外難しい事です。自社で出来ることには限界がありましたので、なんでも顧客の利便性だけを追求する事は出来ませんし、時には自社で出来る範囲で「妥協」をせざるをえない事もあります。しかし、同時に、妥協するのであれば、「今、私は妥協している。本当はこれがベストではない」という明確な自覚の元に行うことが大事だと思っています。分かってやっているのと、分かってないでやっているのは、「点」で見れば同じ「妥協」であっても、「線」で見ればその後は随分違うのではないか、と思います。それと同じ事が政治にももしかして言えるのかも知れませんね。

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