昔はただのお客さんだったが、今は商売敵を兼務している個人客について

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ビジネス雑感

先日、とあるクライアントとのお打ち合わせでお話した事なのですが。

特に紙媒体を出している企業さんに言える事なのですが、以前は雑誌や新聞を買ってくれる「お客さん」だったのが、今は実はただの「お客さん」ではなく、「商売敵」を兼務しています。

例えば新聞や雑誌の場合は、ヘタをするとブログを書いている個人の方が、情報が早く正確な場合がままあります。写真もついているし、ヘタをすると動画もついています。となると、今まで買っていた雑誌等を、買わなくても済むようになります。実際、買わなくなってきているように思います。

メディアから見れば、ブログを書いたり、ネットで情報発信をする人というのは、ある意味「商売敵」な訳ですが、実はその「商売敵」は、元々は自社のお客さんだった、という構図ですね。

昔は誰が「お客」で誰が「お店」か、とてもわかりやすい構図でしたが、今は違います。顧客は二面性を持っていますし、実際は二面というより、もっと多面的な存在かも知れません。

こういう状況において、「お店」、つまり企業が生きぬいていくにはどうしたらよいか、というと、答えは多分「対立」か「共存」かしかないように思います。となると、「実は顧客でもある商売敵」と「対立」しても仕方がありませんので、選択肢としては「共存」、もっと言うと、うまくユーザーを「取り込んでいく仕掛けを作る」という事が、一番良いように思います。

・・・そんなお話をさせていただいた所、激同(激しく同意)していただいたのですが、後は細かくブレイクダウンしていくところで、いかに「おもしろい具体的な仕掛け」を作るか、って事じゃないかと思います。

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