先日、と言っても１，２ヶ月位前だったと思うのですが、日経ビジネスを見ていたら書評欄に「Hot Pepper ミラクル・ストーリー」という本の書評が出て、少々面食らってしまいました。
というのも、この本が出版されたのは昨年の6月で、今のご時世ではかなり旧版的な本であり、既に本屋さんの書棚では割りと小さな扱いになっているからです。なんで今頃？と思ってしまいました。
Hot Pepperミラクル・ストーリー―リクルート式「楽しい事業」のつくり方
で、どうしてそんなに詳しいかというと、実は出たばかりの時にすぐ買って読んだからでした。で、読後の印象としては、例の通りパラパラ読みで申し訳ないのですが、ああ、いかにもリクルートだなぁ・・・と感じました。これだけだと訳が分かりませんね、すいません。
基本的にリクルートというのは、事業アイデア、企画出しが優れていますが、特筆すべき点はむしろその後に来る、バリバリの体育会系営業力だと私は思っています。その文脈に沿って、紆余曲折あったけど、きちんとやれましたよ、という事じゃないかと思います。その点ではリクルートを体現している一冊だと感じました。
また、この本は新規事業を立ち上げる上でのハウツー本というより、小説に近いなと思います。読んでてとてもおもしろく、楽しいです。そして単におもしろい、だけじゃなくて、各重要なプロセスの中で、キモとなった点、事業として何がKFS（Key Factor for Success）だったのかもしっかり落とし込んでくれています。
楽しく読める、勇気も貰える、そして事業のツボも学べる、そんな良質な一冊じゃないかと思います。小説ハウツー本みたいな感じですね。私はその中で必要なものだけ頂きました（ホント？）。
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