そういえば共産党で思い出した-ブルジョアジーなプロレタリアートとは?

スポンサーリンク

先ほどのエントリで、赤旗(もはや知らない世代もいると思いますので、解説しますが、日本共産党の機関誌です)の話を書きましたが、それで共産党の事を思い出しました。

世の中がバブルに浮かれていた頃、大学を卒業した私は、なぜか田舎に引っ込んでしまい、地元の会社に就職しました。実家から会社に通うことになったのですが、実家に帰って驚いたのは、なんと赤旗を購読していた事です。

私の両親はとてもそういうタイプには見えなかったので、「一体どうした?」と聞いたところ、近所の魚屋のオヤジに頼まれて、仕方なく三ヶ月だけ取ったとの事でした。これを聞いてまたまた驚いてしまったのですが「魚屋のオヤジ?だって、いちおー社長でしょ?ブルジョアジーなプロレタリアートって何だ??」(死語?)とはてなマーク連発したところ、親曰く「だって、お前、社長つったって、社員かみさんしかいないだろ(笑)。それに田舎は中央と違って、そんなに右だ左だ、自民だ社会だ共産だなんて綺麗な切り分けなんてないんだ」と言ってたのがとても印象に残っています。ある意味田舎は日本社会の縮図ですから、なるほど、そういうもんなのかと妙に納得できる話でした。

ちなみにその三ヶ月間、赤旗を結構な頻度で読んだのですが、これが意外や意外(失礼!)結構おもしろかったです。なにしろ滅多に読みませんから(実際、それ以降一回も読んでいません)、記事の視点がとても新鮮でした。

西武流通グループや、セゾングループの代表を務めた堤清二氏が、東大生だった頃、共産党に入党したのはあまりに有名な話ですが、確か氏が何かのインタビューで「若い頃共産主義(ある意味理想主義)にはまらない奴はバカだ。だが、社会に出ていつまでもはまってる奴はもっとバカだ」というような発言をしていた気がします(かなりうろ覚えなのですが。どなたか間違っていたら指摘お願いします)。

そんな事を考えながら、紙面をぱらぱらとめくって読んでいた昔のことをふと思い出しました。あ、すいません、何もオチ無かったです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました