e-ラーニングの思い出と新しい潮流-人生どこでどうなるかわからないというお話

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1998年頃、ニフティのフォーラムを毎夜うろうろしていた私は、どこのフォーラムかは忘れてしまいましたが「今度慶応大学大学院MBAコースで、インタラクティブ遠隔実験授業をやるので参加したい地方の人は手を上げて」という国領先生の投稿を見ました。

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確か札幌や仙台といった地方都市からおのおの1名だけ選び、現地から当時としては最高に早かったISDN128フル解放で、東京のMBAコースの実際の授業に参加する、というかなり意欲的な取り組みでした。NTT的にはISDN回線と合わせて授業で使う電話会議システムのPhoenixを売り込みたい、という思惑もあったのだと思います。が、もしかして単に大学の授業で遊んでみたかっただけかも知れません。

 

と、見たらここにまだNTTのプレスリリース残ってました(びっくり)。

 

 

私は当時かなり田舎に住んでいて、札幌までは結構な距離がありました。ですが、投稿を見た瞬間、何これ!なんかめっちゃおもしろそう!出張が多いし、これなら何とかなるな、いざとなれば有休使って出よう!と申し込んだところ、幸運にも札幌の1名に滑り込めた訳です(後で聞いたら、やはり田舎に住んでるけど本当に毎回参加出来るの?と中で少し議論になったそうです。危なかった汗)。

 

結局毎回皆勤で参加することが出来、授業参加に当たって技術的な課題というのもほとんどありませんでした。最後は出張とかぶったので直接東京の教室から参加させてもらいましたが、今考えてみるとあの授業は本当に知的好奇心に溢れて面白かったです。視野がぐんと広がった感じがしました。

 

また参加出来るうれしさのあまり、当時は授業で良くしゃべっていたので、国領先生が困ったら振る先という役割もしばしば仰せ使い、比較的ウケも良かったのではないかと勝手に思っていますが、もしかして単に迷惑だっただけかも知れません。

 

最終回の授業で、正規にMBAに行っている人達とお話しをさせていただいたのですが、学生さんからそのまま持ち上がっている人もいましたが、半分以上は社会人で入ってきた人が多く、一部銀行から来ていた幹部候補生もいらっしゃいました。本科に入ったらいいじゃないですか、高くても元ちゃんと取れますよ!と結構言われました。実験授業でこんだけおもしろいんだもんなぁ、と考えない訳ではなかったのですが、その当時既に妻子持ちで貯金もそんなにあった訳じゃなく、会社を辞める気も特に無かったので、結局行く事はありませんでした。

 

その一年後くらいに結局会社辞めてネットのお仕事で独立することになるので、良く考えるとこっちの方がよっぽどデンジャラスな意志決定だった訳ですが(汗)、まあ人生はどこでどうなるかわかりませんね。その後先生にご報告すると、転職するなら会社紹介してあげようか?とお気遣い頂いたのが嬉しかったです。

 

と書いているうちに、無料で世界中の有名大学の講座に参加出来るMOOC(大規模公開オンライン講座)のCoursera(コーセラ)のご紹介をする話しがあっという間に端っこに。すいません、これまた次の機会にでも。


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