「もっと迫力のあるものを作れ!」

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ビジネス雑感

先日、この記事を読みました。


その中でも特に以下の箇所が印象に残りました。

例えばエビを使ったサラダを考える際には、「この小エビは1尾10円だから、この値段でサラダを売るためには10尾以上使うことはできない」という理屈になるのですが、こうしてレタスやチーズやトマトなどの原価を積み上げてできたサラダは、特に印象に残ることもない「普通の一品」になってしまっていました。

一方で、とあるワンマンオーナーの外食企業では、オーナー社長の「もっと迫力あるようなものをつくれ」というイメージから開発が始まります。現場の開発スタッフは、その理想を実現するような形で食材を入れ替えてみたり、あるいは別の調達ルートをあたってみたりして、何とか帳尻を合わせるように商品を完成させていきます。2社のやり方のうち、どちらのメニューの方がお客にとってのインパクトを感じてもらえるかは考えるまでもありません。


これは実にありがちで、非常に悩ましいお話ですよね。

新商品やサービスを予算から考える事は果てしなく重要です。無い袖は振れないのですから、やりたくてもやれません。しかし予算起点で考えてしまうと、得てしてそういう時はイノベーションを起こすことは出来ませんし、売れる臭いがあまりしません。そして多分その通りになります。

新規の事業や新商品、サービスを作るとき、人に意見を求めるのも同種の危険性があり、いろんな人に聞いてまわっていると、そのうち角が取れて、丸い、何とも凡庸で特徴の無いサービス、商品になってしまいます。そんな商品やサービスがブレイクする可能性は言うまでも無いでしょう。

基本物作りに熱のある、変人じゃないとこういう局面はなかなか打開出来ないのかも知れません。

一つ言えるのは、新しい事業や商品、サービスを立ち上げる人というのは、大体自分だけは、絶対にその成功を信じているという事ですね。信じていないのに旨くいった人はあまり見たことがありません。

そういえば昔トラストミーとアメリカの大統領に言って後で激怒させた総理いましたっけね。。気に入ったらポチっと御願いします→
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