チケキャン閉鎖-「大人」のいないベンチャー企業が抱えるリスクとは

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ビジネス雑感




とうとうチケキャンが閉鎖されてしまうようです。

 

  

知らない人はいないと思いますが、念のため。

 

 

チケキャンは、mixiが2015年3月に115億円で買収したことによってグループ入りしたわけですが、こう見るとわずか2年ちょいでの閉幕ということでミクシィ的にはほとんど回収する事も出来なかったという事になります。さすがネット。電光石火の諸行無常です。

 

 

朝日新聞にすっぱ抜かれたあと、mixiはコーポレートサイトで「自分で言ってないから」とコメントを出していましたが、

 

  • 本日の一部報道について
    ※検索に引っかかって欲しくないのか、タイトルタグがなぜか「View.aspx」なので文章名に変えています。

 

と言いつつ、結局その日のうちにサイト閉鎖をアナウンスとなりました。

 

 

mixiは買収当初、こじるりをCMに起用したりとなかなか派手な展開を行い、それなりに順風満帆かと思われましたが、最後はあっさり基本的なところで足をすくわれた形です。久しぶりに著作権法違反ではない動画がありましたので(oriconなので)ご紹介出来ます。

 

そもそも芸能界でも肖像権等には極めて厳しいジャニーズ事務所を堂々と扱って「ジャニーズ通信」なる特集も展開している位ですから、てっきり事務所とは何か握っているのかと思っていました、ら、今回の件で実は一切握っていなかったということがわかって逆に驚愕しました。

この一連の出来事を見て思うのは、そもそもmixi社内には「大人」がなかったのか?ということです。

一般的にイケイケどんどんで売上もそれなりの規模になり、上場しそうだ、あるいは上場したネット系、ITベンチャーには、社内にほぼ「用心棒」というのがいます。

それは警察OBであったり、国税や税務署OBの税理士であったり、大企業で監査役として財界ゴロ対策を担っていたその筋に精通した敏腕担当者です。

要はベンチャーは往々にして金は持っているが脇が甘い若造が多いだろう、と思ってつけこんでくる輩が少なからずいるため、そういう経験者、あるいは行政とのパイプのある担当者を「用心棒」として雇うことによって、不測の事態に備えるのです。

ところが、ごくまれにGREEのラブホ予約サイト一ヶ月で即閉鎖事件の様に、事前にリスクをきちんと把握せずにやってしまい、後から慌てて撤回したりするケースが、極めて例外的ですがあります。

勿論中の事情を一切知りませんので、チケキャンがどうしてこのような「地雷」を踏んでしまったのかは知るよしもありません。

勿論サービスの性格上、元々存在やビジネスモデル自体が微妙なゾーンだったというのはある思います。ただ、だからこそ、素で考えれば、神経を逆なでするような行為なのは誰でも想像がつきますから、GREEのラブホ予約サービス同様、ちょっと社内に「大人」がいたら、避けられたのではないかなとも思います。類似したサイトは他にもありますので、今後どうなるのか、見守りたいと思います。

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