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【短信】高性能なエンジンにススがつくとどうなるか

どんなに高性能なエンジンを搭載していたとしても、それを若い頃からフルに、120%回していないと、ススけてしまいます。

やがて30代になり、歳を取ると、本来の力の半分も出せなくなってしまい、そして恐ろしい事に、それが「本当の実力」になります。

「俺はまだ本気出してないだけ」と後悔しても手遅れです。


「若いうちは苦労は勝手でもしろ」は今でも通じることわざです。



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豊田議員とその秘書が教えてくれる仕事の基本中の基本とは

自民党の豊田議員の絶叫罵倒暴行事件が昨今なかなかの話題提供中ですが、絶叫しすぎたようで緊急入院されたそうです。

早く元気になってまたあの絶叫を聞かせて欲しい、という人もいるかも知れませんね(汗)。私も以前「【悲報】【速報】円脱になりました」というご報告を本ブログでもさせて頂いた事もあり「このハゲーーーーー!」には心が痛みました(ホント?)。後「ミュージカル風に罵倒」と報道されていますが、あれはあきらかに天津木村さんのギャグの節だと思うのですが、何か天津木村さんを出してはいけないのでしょうか?

この豊田議員のもはや電波を超えた所行のアホさ加減は論を待ちませんが、私がおやっ、と思ったのは、

秘書が支持者へのバースデイカードを送る際に、47名分の氏名を間違えていた。

という事です。

豊田議員もアウトですが、この秘書の仕事のクオリティも社会人としてはなかなかのアウトっぷりではないでしょうか。

当たり前ですが、データを入力したあと、再度その正確性をチェックするのは仕事の基本中の基本です。

データを入力した人とチェックする人が違うのが一番理想なのですが、なかなかそういう訳にもいかない事もあると思います。せめて自分で確認するのは最低限の作業と言えるでしょう。

ただ、100万通送って宛先間違いが47通ならほぼ誤差なのでまだ分かります。

では、この秘書は果たしてどの程度のバースデイカードを送っていたのでしょう。

豊田議員の後援会の会員数が直接的に分かる資料はありません。豊田議員の政治資金収支報告書にも記載がないようです。そこでマーケティング的な視点から推察してみましょう。なんだかMicrosoftやGoogleの入社試験みたいですね。「日本にあるピアノの台数を応えろ」みたいです。


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まず豊田議員のWebサイトを見ると、選挙区は埼玉第四選挙区です。有権者数約37万人。


豊田議員の得票率は48.1%です。豊田議員に88,730名が投票したわけです。


豊田議員は自公相乗り候補なので、公明党の党員がこの中に含まれている事になります。ざっくりですが総得票数の20%を公明党の票数と考えますと、17,764名が公明党関係者です、これを得票数から引くと、70,984名。これが豊田議員に投票した「普通の支持者」だったと考える事が出来ます。

さて、ここまでは絞り込めました。

このうち果たして何人が後援会の会員なのでしょう。


ここで文科省所管の科学技術振興機構(JST)が運営する電子ジャーナルの無料公開システム「J-STAGE」に参考になる論文が出ていました。

このサイトは「電子ジャーナルの公開ノウハウを持たない学協会に対し、インターネット上で学術雑誌を公開するシステムとノウハウを、無料で提供している。日本の学術研究成果の広い範囲での流通の促進と、プレセンスの増加を目的」としています。ここにこんな論文が掲載されていました。


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この論文の図表を見ますと、ちょっと古いですが、90年のデータを見ると、「得票の後援会依存率」が24.9%と出ています。今は政治家の後援会というんのは組織率が落ちてきています。また、豊田議員が二回生であり、官僚出身で特に地盤を持たないという事を考えますと、後援会基盤ははやや脆弱と考えていいでしょう。そこでこれまたざっくりですが、15%程度だと考えますと、70,984名のうちの15%ですから、10,674名と出ました。

つまり、豊田議員が、バースデイカードを送るような親密な関係にある後援会会員数は最大で見積もっても恐らく約1万名という事になります。

次に、バースデイカードをどの程度の間隔で送っていたのかの報道がありませんが、恐らく現実的なオペレーションとしては、誕生日が来る一か月以内にはまとめて郵送するのではないでしょうか。ピンポイントで当日分を数日前に送る、というのは田中角栄クラスの後援会の力がなければ無理でしょうから、当選2程度のペイペイにそんな力は無いはずだとの推測が成り立ちます。


10,674名の後援会のうち、12ヶ月で割ると平均で毎月887.3名の誕生日の方がいることになります。

はい、出ました。

このボコられた秘書は後援会会員に887通のバースデイカードを送り、そのうち47名の個人名を間違えましたと思われます。つまり間違い率は5.3%です。

宛名間違い率5.3%・・・。もしこの通りだとするなら、これはかなり大きな数字と言わざるを得ません。一番大事なお名前でしかも誕生日がらみですから、一般企業で顧客相手にこれをやったら致命傷的なミスと言えるでしょう。


つまり、このボコられた秘書は大いに同情に値しますし、豊田議員はホントどうしもない
ですが、秘書もそもそも社会人としての基本中の基本、仕事の確認作業を怠っていた、という事が言えます。

どうして怠ってしまったのかまではわかりませんが、社会人なら「忙しかったかので」というのは言い訳にならないのは言うまでもありません。

結論から言うとどっちもどっちという感じになってしまいました。

私もしばしばやらかしてしまいますが、皆さん、仕事での確認業務はしっかりやりましょう。後、絶叫と罵倒と殴打もダメ!ゼッタイ!。


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商品が無いと商店は成り立たないが、「裏方さん」無しでも商店は成り立たない-スポーツビジネスにおける「裏方さん」の重要性

今まで、今をときめく幾人ものサッカー日本代表選手のキャリア公式サイトや、プロ野球サイト、格闘技団体のサイトにJリーグチームのサイトと、Webやモバイルという切り口でスポーツビジネスのお手伝いをささやかながらさせて頂いてきています。

 

サッカー選手が突然引退を表明して日本中が大騒ぎとなり徹夜でその処置に追われたり、年末大晦日恒例の格闘技試合で、中継終了直後に押し寄せる大量のトラフィックを裁いたり、いろんな事がありました。まさかスポーツビジネスの領域のお手伝いをするとは夢想だにしていませんでしたので、人生とはどこでどうなるわからないものです。

 

そんな関わりの中で思うのは、今更ながらですが、スポーツビジネスの本質はやはり「興業」なんだなという事です。

そこにおいては「商品」であるチームやプレイヤーの存在は極めて重要です。というより、チームやプレイヤーの無いスポーツビジネスなど、商品の並んでいない商店と同じでお客さんが来るはずがありません。

 

しかし他方、商店は「商品」だけでは成立しません。店頭に商品を並べてくれる人や、在庫を管理する人、商品を売る人、広告宣伝をする人に経営をする人(営業と同じで「経営」という「職種」があります)・・・バックヤードを回してくれる人、つまり「裏方さん」がいて初めて商店は成立出来る、という当たり前の事実があります。

裏方さんがいなければ商品は商品として売る事が出来ません。そして裏方さんは、しばしば「商品」以上にハードワークが要求されます。しかし、普段、それら裏方さんがマスメディアの光を浴びることはほとんどありません。

 

以前、暴れん坊将軍?として名をはせた横綱朝青龍が、引退する事になった行司、木村庄之助の最後の日、花道で木村氏を待ち受け、花束とその日取った懸賞金の一部を餞別として渡した事がありました。要は裏方さんへの感謝の気持ちだったわけですが、これ以降、これは習慣化し、代々横綱が行うようになりました。ちなみに木村庄之助というのは相撲の行司の最高位の「名称」であって個人名ではありません。朝青龍から餞別を貰った木村さんの本名は阿部さんといい、第31代木村庄之助になります。暴れん坊将軍にしてはやるもんだなぁと思ったものです。

 

しかし、このような話は滅多に聞こえてきませし、ほとんどの場合は、プレイヤーのパフォーマンスや年俸、チームの財政事情、地域貢献と言った、商店あるいは商品の魅力や可能性について報道されている事が多いように思います。

 

そんな中、先日Bリーグの記事を見たのですが、その中に珍しい記述を見かけました。

 

 

記事のメインはチームの社長がリーグの協会の副理事長(多分副社長に近い)を兼務する事によってBリーグを更なる高みへと進めていこうという「非常識な人事」の話がメインなのですが、私がおや、っと思ったのは次の文章でした。

ビジネスとして、おカネを稼ぐ仕組みを作れ

会見で、島田氏が最も強調したのはビジネスとして強化すべき、ということだった。「千葉ジェッツは薄給で休みがなく、残業も多いが、『好きなバスケのためだから』といって働いている職員ばかりだった。それではダメだと意識改革を促してきた。われわれがやっていることはスポーツビジネスではなく、普通のビジネス。一丁目一番地はビジネスとして強くすることだ。おカネを稼げる仕組みを作らないといけない。価値のないものを売っても顧客に見切られるだけだ」。

バックヤード、「裏方さん」の待遇について公の場で話が出るという事は通常あまりありません。私もいろんな種類のスポーツのそういう「裏方さん」とお仕事をご一緒させていただいていますが、彼らの献身的な努力や払っている労力には本当に頭が下がりますし、この記事の通り好きで無ければ勤まらない、なかなかのハードワークです(Web屋もなかなかあれですが)。

 

モバイル、Webを活用していただく事によってチーム運営、経営に資するのは勿論、彼ら「裏方さん」の御役に少しでも立つ、というのが弊社の重要なミッションであります。勿論現実的には出来る事には限度があり、果たして本当にどの程度お役に立っているのか、足りてる点よりも足りてない点の方がまだまだ多いのが現実だと思います。それでも少しでもお役に立ち、チームは勿論そうですが、後ろで支えている「裏方さん」のかく汗を減らす事が出来るようにといつも思っています。

 

島田氏がこのようなお話をあえてこういう場でするのは、恐らく現状について並々ならぬ危機感を抱いているからだと思います。実際市場規模でも野球とサッカー、それとバスケットボールには非常に大きな差があり、バスケは「競技者数はサッカーの60%だが、事業規模はサッカーの10%」です。しかし、裏を返すと、だからこそまだまだ伸びしろがあるとも言えます。

 

 

また、別にこれはプロスポーツチームに限った話ではありません。弊社は東証一部上場企業ではありませんので、当然スタッフの待遇等、見劣りするところは相対的に多々あると認めざるを得ないでしょう。会社としてしっかり稼ぎ、きちんとスタッフに還元する。経営者として問われる部分です。

 

今後のBリーグの動きに注目したいですね。そして弊社も「お前んとこももう少しちゃんと手伝えや。役立ってねえぞ」とクラブから言われないようにしたいと思います(当たり前ですが・・・)。

スポーツチーム向けに特化したWebサイト・パッケージをご用意しています。コンテンツのマネタイズによって経営に役立たせたい、後援会を立ち上げたい等、Web活用をご検討のスポーツチームはこちらまでお気軽に御相談下さい。実績多数ございます。



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禁煙もホームページ活用も結果を出すには戦略が必要 その2-倉本聰とジェットストリームアタックと愛煙家のクライアントに捧ぐ

その1からの続きです。

 

それで、たばこを辞めるに当たって、私はそもそも人間の本質に目を向けることにしました。

 

それは、人は例えそれがどんな良くない事であろうと、何かを無くしてしまう事に対して無条件の心理的抵抗があり、意識するしないに関わらず現状快復力が働いてしまう、という事です。

 

これが実は(医学的なニコチン等の中毒症状とは別の)禁煙がうまく行かない本質的な原因ではないか、と考えたワケです。

 

これはその後の行動の方針、戦略を決める上で極めて重要な認識でした。

 

この原理原則に則ると、今まで喫煙していた事をやめる、というのは、それがどんなに健康上良い事であったとしても、元に回復しようとする力、つまり喫煙を再開する力が働いてしまいます。

 

これを回避する方法は一つです。それは、その欠けたピース、喫煙、というところに、何か別のモノを埋めれば良いわけです。そうすれば現状快復力は働かず、喫煙が戻ることはありません。

 

そこで私が考えたのは新たに走る、ランニングする、という事でした。ランニングによって、喫煙という欠けたピースを埋めれば、現状快復力は働かないのではないかと考えたのです。

 

実際、これはかなり効果があったように思います。何しろ走りますので、タバコを吸うとつらくて苦しいのです。そして走るうちに、段々タイムも良くなってきます。これはかなり吸う気が失せます。

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昔は空気がうまいとタバコもうまいなぁと言ったものです・・・。

 

そしてもう一つは、今まで生活のリズムをがらっと変える、ということでした。

 

それまでは私はかなり深夜まで起きており、長時間仕事をしていました。そして夜中まで起きているとコーヒーが欲しくなり、そうなるとタバコも吸います。つまり、夜中のコーヒーとタバコはセットになっているわけで、ながらで良く仕事を良くしていました。完全に倉本聰さんと同じ創作活動状態だったわけです。ただし、倉本さんと私の決定的な違いは、倉本さんが世の中の多くの人を感動させる国民的ドラマを創作しているのに対して、私はこの話結構おもしろいよね、と私しか思っていないブログを書いているだけという事です。

 

深夜・コーヒー・タバコ。この黄金の組み合わせによる結束力は極めて堅く、ガンダムで言うところのジェットストリームアタックです。そう簡単に崩せそうもありません。しかも私はガンダムではなく量産型ジムに過ぎませんので、益々勝てるわけがありません。

 

そこでここは孫子の教えに従うことにしました。

 

百戦百勝は、善の善なる者に非ざるなり。
戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり。

 

つまり、本当に強い者とは、戦わずして勝つ、コスパの高い戦いが出来る者だ、という意味です。

 

ちなみにこの本に出ていたのですが、この本、結構良いです。今時のビジネス書として目次が無いというなかなか見たことの無い大胆な構成ですが、結構読みやすく私でもすいすい読めました。

 

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そこで孫子に入れ知恵をしてもらい、このジェットストリームアタックに勝つために私が考えた戦略が、これです。

 



早く寝る。

 



冗談みたいな話ですが本当です。今はもっと遅いですが、この当時夜10時には寝ていました。それ以上起きていると、絶対に習慣としてコーヒーが欲しくなり、結果タバコを吸ってしまうと確信していたからです。つまり正面からの戦いを避けたわけです。そして朝は出来るだけ早起きをするようにしました。

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これもかなり効果がありました。生活のリズムを根本的に変える事によって、原状回復力を錯乱させる効果があるわけです。

 

またこの当時は夜、なるべく呑み会にも出ないようにしました。夜・呑み会・お酒もかなり危険なジェットストリームアタックです。量産型ジムを酔っ払い運転していては益々勝てません。それでもつきあいで何回かは出なければならない状況があったわけですが、幸いな事に一番危険な時期をどうにか乗り超える事が出来ました。

 

こうして私はタバコをどうにか卒業をする事が出来ました。振り返ってみると、

 

1 冷徹なまでの現状認識を行い(自分は病人である)、

 

2 事態を軽く見ず徹底した対策を行い(病院に行く)、

 

3 現状快復力を正面から避けるために代替案で穴埋めをする(新たに走る、生活のリズムを変える)

 

という一連の戦略の立案と実行が、100メートル先のコンビニでも車を使ってしまうという、たぐい稀な意志の弱い私が一発で禁煙を成功させる事が出来た要因だったと思います。

 

ところで、世間がこれだけ禁煙禁煙という時代ですが、端から見ているとやや微妙な空気も感じもしないではありません。どうしてそこまでしてタバコを攻撃するのか、何はさておきタバコは親の敵絶対許すまじ喫煙者はすぐ市中引き回しの上打ち首獄門なり~!うりゃああああ!!どおっせぇええええええいい!!!という命がけの人をたまに見かけます。

 

タバコが体に良いと言い張るつもりもありませんが、嗜好品という観点に立てば、愛煙家の方もそうじゃない方も共存出来る社会、多様な価値観を認める社会の「懐の深さ」は大事で、それが結局の所「いろんな意味で」健康的な社会になるのではないかと思うのですが、いかがでしょう。私がタバコを吸うことはもうありませんが、最近の風潮には何かちょっと気になるところを感じます。

  

と、いうことで、目的を達成するためには、現状を良く認識した上で、戦略を立て、実行に移すことが結果を出す鍵になります。ホームページを活用する時も同じです。まず何のためにホームページを作るのか、目的やターゲットをハッキリさせ、このストーリーなら無理なく実現出来るよね、という戦略を考える事が何よりも重要です。

 

ホームページで採用を強化したい、営業を強化したい、という嫌煙家のクライアントも、愛煙家のクライアントの方もお気軽に御相談下さい。

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禁煙もホームページ活用も結果を出すには戦略が必要 その1

もう正確に覚えていないのですが、私がタバコを辞めてから、最低でももうオリンピック2回分くらいは経ったと思います。私はお酒もタバコもきちんと二十歳から始めたクチで、もう一つは、えっと、まあ、その、いいえ、はい、そうですね。

 

一番最初に吸ったのは自販機で買ったフィリップモリス・ライトでした。白地に赤のストライプの入ったやつで、当時JTの独占が崩れ、アメリカの外圧で洋モク、つまり外国産タバコが初めて入りだしてきた頃でした。LUCKY STRIKEにLARK、いろいろな「カッコいい」タバコが入ってきました。まだタバコがファッションアイコンであり、思想の象徴でもあったころです。

それから20年近く、私は飽きもせず(もしかして実は飽きていたのかも知れませんが)タバコをせっせこと吸い続け、旧国鉄債務の返済のために、優良納税者として誰に頼まれることも無くそのささやかな私財を延々と国庫に投入しつづけたのです。そんなささいな生きがいが日常に彩りを加えていました。勿論BGMはミスチルの「彩り」でお願いします。

知らない方のために注釈すると、たばこには「たばこ特別税」というのが課せられています。1998年当時、国鉄は実に30兆円近い借金を抱えていました。これを閣議決定で、タバコへの課税を原資に今後60年間かけて返済する事になりました。410円のタバコの場合、約17円がこの「たばこ特別税」です。ちなみにタバコの価格の63%が税金です。

ということで、今の私は非喫煙者ですが、ネイティブの非喫煙者ではなく、卒業生です。人のタバコの臭いも我慢出来ますし、タバコ反対主義者でもありません。「うわ!副流煙をちょっと吸ってしまった!」と鬼のようにタバコを毛嫌いをする人の気持ちも分かりますし、「食後の一服はうまいよねー」という人の気持ちも分かります。たばこのネガティブな点も、添加物まみれのジャンクフードのネガティブも私の中ではフラットです。

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もはや会議室でタバコが吸えた、というのは、飛行機内でたばこが吸えたのと同様に都市伝説になるかも知れません。

それでどうしてタバコをやめたかと言うと、実は当時一日三箱くらいは吸っていたいわゆるヘビースモーカーでして、段々と集中力が落ちてきてないだろうか?もしかして仕事に差し支えが出てきているのではないか?と思うようになったからです。自覚症状があまり無いだけで、すごいロスになってないか?と思った訳ですね。

 結果的にタバコを辞めたあと、食べものがえらい美味しくなってしまい、10キロ近く体重が増えてしまいました。なのでダイエットのためにタバコ復活させた方がいいんじゃないか?これじゃどっちが健康なのかわからないぞ、とマジメに考えた時期もありますが、とりあえず卒業したままで今に至っています。

昨今、飲食店でのタバコを全面禁煙を目指す厚労省と自民党愛煙家族?のバトルが激しくなっており、このまま厚労省が押し切られてしまいそうな勢いです。

 

そこでちょうど時事ネタでもありますので、今日はこんなヘビースモーカーだった私がいかにしてタバコを辞められたのか、という事を皆さんにお伝えしたいと思います。

何しろ意志の弱さについては全国民選手権で間違い無くトップ千人には入る私です。この私が辞められるという事は、かなりこのメソッドには汎用性があるのではないかと勝手に思っています。

ちなみに本エントリーは、死ぬほどタバコが好き・又は大嫌いな人が読むと、双方とも時々カンに触る内容が書いているあるかも知れませんが、悪気はないのでいぢめないでください。当方禁煙してからまだ日も浅く、体力が十分回復しておりませんので、くれぐれもそこのところはよろしくお願いします。

 

<シビアすぎるくらいの現状認識がちょうど良い>
まず私がタバコをやめようと思ったときに、すぐ思ったのは、人一倍意志の弱い自分ですから、そう簡単には辞められるワケがないし、まともにいくと1万%間違い無く禁煙は失敗するな、という事です。

ここまで長期に渡って大量に吸っていると、これはもう一種の真面目な「病気」として対処しなければ恐らく辞められないだろう、と思いました。そう、もう完全な「病人」ですね。病人ですから当然ガチな治療が必要になります。最近はいろんな禁煙補助関連グッズもありますが、何しろガチな病気ですから、「薬っぽいもの」では役に立ちません。必要なのはモノホンのヤクであり、治療です。ヤク売って下さい(なんか違いますね)。

しばしば酔っ払いが「俺は酔ってないよ!」と居酒屋で激高するシーンを見かけますが、あれと同じです。自覚症状が無いモノほど端から見ていてこっけいなものはありません。「自分は病んでいる!」「私は病気だ!」「私はタイヘンなヘンタイだ!」私はそう心の中で大きく叫びました(最後は違いますね。多分)。もしかしてその行為自体がメンタルも病んでいることを示唆しているのかも知れませんが、ここでは本論ではないので割愛します。それはまた別の機会に語らせてください(語るのね)。

 

例えて言うのなら、ゾウは例えアリを倒すときでも全力で立ち向かっていくと言います。私の強固な意志を持ってすれば、タバコごときあっという間にやめられますが(さっきと話が微妙に違いますが細かい事は気にしないで下さい)念のため、近所の内科、つまり禁煙外来に行く事にしました。そう、あくまで念のためです。まずたばこをやめたい方は、「自分は中毒症の病気である」という強い自覚を持ちましょう。それくらいの覚悟が無いと、やめることはできません。

 

<チャンピックスとの出会い>
それで、さて病院をどうしよう、と思っていると、ちょうど親しい友人が禁煙外来に行って、チャンピックスを服用してタバコを辞めたという話を聞きました。なので、そのままマネしました。最初からチャンピックスありきで、処方してくれる近所の内科医に行きました。一応ネットで検索してから病院にいったのですが、普通の町医者であれば、どこでもほとんど扱っているようです。

 

 

チャンピックスは禁煙成功率がかなり高いお薬と言われていますが、厳密なデータはなかなか見当たりません。この辺に少しだけ書かれていますが、最初の三ヶ月は5割とも7割近い人が成功すると言われています。しかし、体感的には通院している間はそりゃそうだよね、という気がします。他方、通院終了後の1、2年のレンジで見ると30%を切っているようです。つまり、実はチャンピックスは「魔法の禁煙薬」という訳でも無く、意外と思ったほど禁煙成功率が高くはないんだな、というのが正直な印象でした。

つまり、薬は100%の禁煙を保証するものではなく、むしろ成功率は基本的には低い、と思った方が無難です。

 

チャンピックスは治療というか通院期間は12週間、つまり三ヶ月間が基本セットでこの間に診察を5回ほど受ける事になります。私は四回で辞めましたが問題ありませんでした。

<禁煙もホームページ活用も戦略が結果を左右する>
そして結果的に私はタバコを辞めることが出来たワケですが、これにはこの治療期間中のちょっとした、誰にでも出来る簡単なコツがありした。それさえ踏まえれば、禁煙成功率は劇的に高まります。私はたばこをやめるに当たって、人間の心理から考察したある戦略を練り、そしてその通り実行する事で禁煙を実現する事が出来ました。その詳しいコツはすいません、今日これからECサイトのコンサルティングで出張なので、明日戻ってからまたお話したいと思います。ご期待下さい。

禁煙の成功にも戦略が必要なように、Web戦略、ホームページで結果を出すにも戦略が大変重要です。ECサイトの売上を増やしたい、ホームページのリニューアルをご検討の方はこちらからお問い合わせ下さい

その2に続く。

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おにぎり屋とテレビ局に見る経営者が現場に介入すべき時

弊社の様な個人事務所に毛が生えたような小さな規模の組織は、一人一人がカバーする範囲が広範囲に渡ります。要は何でも屋で回さないとなりません。他方、ある程度規模が大きい企業になると、ほとんどの場合はきっちりした、ある意味タコツボの分業体制が取られています。どうして双方そういうスタイルになるかというと、どちらもそうしないと組織として回らないからです。いわば好き嫌いではなく、また意思の問題でもなく、規模が方法論を規定するワケですね。

今のGoogleのCEOはインド人で、最近海外のIT業界の大手はインド人の経営者が増えていると言われてます。これは本人の能力は勿論そうですが、インド社会の成り立ちとも密接な関係があるのではないかという指摘があります。インドではカースト制で、身分と職業がきっちり細分化されていますので、分業的なマネジメントには元々慣れている、親和性が高いのではないかという見立てですね。なるほど確かにうなずけるお話です。

当然中小零細極小ごま粒顕微鏡サイズの見本のような弊社の場合、社長である私が暑い日にはアイスを買い、近くに新しいショコラティエが出来たと言えば買ってきて社員のご機嫌を取りつつ「ところでこれなんだけどさ」と横刺さりのタスクをこなしてもらい、営業もやりつつディレクションもコンサルもしながら、という千手観音状態で、日々現場に介入しまくり、というより24時間現場で寝泊まり炊事家事掃除洗濯おしめ交換しつつたまに思い出したように月末に経営の仕事をするというような状態で子育て主婦と良い勝負です。日本がカースト制だったなら実は中小の社長というのはなかなかの下位層なのかも知れません。そしてほとんどの大なり小なり程度の差こそあれ、零細中小企業の経営者というのはそういう状態ではないでしょうか(違います?)。

 

しかし、大企業は当然違います。同じ事を大企業でやれば、それこそ組織は大混乱でしょう。普段隔離された役員室、社長室におり、たまに現場に顔を出せば「おい、なんだ?どうした?」「うざいよね。何しに来たの?」といぶかしがられます。特にプロパーではなく落下傘でのよそ者社長の場合ほどこれが顕著ですので現場にはそもそも近づけませんし、近づきません。

 

なので企業が現状を変えないとならない、このままだと大変な事になるぞ、という時、中小企業がいざとなれば経営者の独断と偏見、決断力でカジを一気に切り替えることが出来るのに対して、大企業の場合は幾重にも重なる官僚機構であり、階層構造かつタコツボ的であるが故に方向転換にも偉い時間がかかります。それはある意味構造的な宿命でもあります。その代わり動き出した時の馬力が桁違いなワケです。

 

勿論中には例外もあり、このように巨像を踊らせてしまうおじさんもいらっしゃるワケですが、この方の場合は極めてまれなケースなのかも知れません。


この本の著者であるルイス・ガースナーは元マッキンゼーの経営コンサルタントでした。当時落ち目も良いところだったIBMに乗り込み、ハードウエアの会社からソフトウエア、サービスの会社として立ち直らせ、劇的に業績を回復させた事で知られています。この本はIBMのCEOを退任後書かれたものです(今IBMは別な種類の問題にまた直面していますが、それは本論からはずれるのでまた別の機会に)。

 

この本の中で、ルイス・ガースナーは「初めて経営会議に出たとき、私だけが青のシャツで、他の全員が白いシャツだった。翌月の経営会議に出たとき、私だけが白いシャツで他の役員が全員青いシャツで驚いた」という話が出てきます。思わず笑ってしまうお話ですが、大きい会社になれば、上がるほど得るものよりも失うモノの方が増えてきますので、おのずと安全運転指向になってしまうのはやむを得ない事なのかもしれません。それが結果的に企業の活力を弱め、、凋落への道へ至る事になってしまいます。この「成功の復讐」、宿命にあがなえる大企業だけが、大企業として存在を許され続けるわけです。


 

そして数日前、フジテレビ再建を託された亀山社長が6月で退任するというニュースが流れてきました。4年間の在任期間中、多くの機構改革を行いましたが、残念ながら結果を出す事が出来ませんでした。

 

 

ところでこの亀山社長退任のニュースの中で、一つおや、と思う記事がありました。それがこれです。

 

 

要約すると「制作現場で名プロデューザーとして数々のヒット番組を飛ばしてきた経緯もありますので、制作現場に余計な介入したりしませんでしたか?」という記者のつっこみに対して「そんな事するはずがないでしょ、私は経営者ですよ」というやりとりなわけです。

 

しかし、他方こんな記事もありました。

 

 

ところが、口を出した結果が、もし本当にこれだったとしたならあまりにも皮肉です。

 

  • 週刊文春 5月4・11日号[雑誌] Kindle版
    倉本氏は寂しそうだった。好発進の昼ドラマ「やすらぎの郷」の企画は当初、テレビ朝日ではなくフジテレビに持ち込んだが、一週間もせずにけんもほろろに断ってきたという。テレビドラマはなぜつまらなくなったのか。その明確な答えが倉本氏の言葉の中にあった
    《実は、最初にこの企画を持って行ったのはフジテレビなんです。でも一発で蹴られました。一週間もかからず、『ダメです』とだけ返答が来ました。あまり検討しなかったのでしょうね。それで、テレ朝に持っていったら早河さん(洋・会長兼CEO)は一発で受けてくれた。大したものですよ》(「週刊文春」2017年5月4日・11日合併号より)


「フジが断った」というこの記事を読んで、実は私は当初フジの一体誰が断ったのかな、と思っていました。ただ、テレビ朝日に対しては倉本さんが早川CEOに直接持ち込んだ事を考えると、恐らくフジでも相当上層部なのだろうとは思っていましたが、こちらの記事になんと亀山社長御本人が断ったと書かれています。

 

  • フジテレビ亀山社長をクビにした「倉本聰」呪怨のひと言 (SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
     複数のフジテレビ関係者は、「倉本氏は亀山千広社長(60)に直接企画を持ち込んだ」と話す。

    「倉本氏といえば『北の国から』などでかつてフジとは蜜月だった。亀山社長は、1980年の入社以来、ドラマのプロデュースで名を挙げた。いわゆる『月9』の生みの親で、社長に上りつめたドラマ畑の人。逃した魚は大きく、面目は丸つぶれだ」(ドラマ関係者)

 

経営者が現場に口を出す、というのはいろんな意味でのリスクや負担が伴います。過去の実績が今通用するとは限りません。しかし、現場に任せておくことが短期的に見て常に正しい、という事もありません。現場に任せても変わらないとき、それを変える事が出来るのは経営者だけなのです。結果が出てない現場に丸投げし続けるのは、むしろ経営者としては失格と言えるでしょう。例え現場がいやがっても、「介入」しなくてはならない時というのが必ずあります。

経営者の現場介入、という件で、ローソンで社長を務めた新浪さんのエピソードを思いだしました。三菱商事がローソンを買収し、当時まだ43歳で新浪さんがローソンの社長として送り込まれます。 

一見すると華やかなお話ですが、当人の立場からするとえらい大変な事態です。まず元々商社マンですから、基本的に「よそ者」であり、コンビニのオペレーションを熟知している訳ではありません。そして来られる側から見ると、言葉は古いですが「進駐軍」です。当時凋落著しいローソン社内の活気は下がっており、お手並み拝見という日和見の人も多かったでしょう。こういう時ほど社内の政治性も無視出来ない、やっかいな問題となります。

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そこで新浪さんは考えます。これは何か一発見せてポジションを作れるかどうかが今後の指導力を左右するぞ、と。そこでいろいろ考えた結果、目を付けたのが高価格帯のおにぎりだったワケです。

 

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これまでの売価は忘れて米、具材、全てにおいて徹底的に品質こだわった良いおにぎりをつくれ!と社内で「おにぎりプロジェクト」を立ち上げます。多くの社員は「社長、本気ですか!?そんな価格帯のおにぎりが売れるはずがありませんよ」とか「これだからコンビニシロウトの社長は困るんだよな」という声が渦巻いたそうです。

 

しかし、結果は皆さんご存じの通りです。結果的にマネされる事しかなかったセブンも珍しくマネをすることとなり、今やコンビニの高価格帯おにぎりは完全に定番商品で、無いのが不思議なくらいです。

 

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このトップダウンで実現した「業界の非常識」によって「よそ者」だった新浪社長は結果を出し、社内のグリップを一気に高める事に成功、今日への業績回復へとつながっていくわけです。勿論これはもし失敗していたら一気に求心力がダウンしていたわけで、のるかそるかの、極めてリスキーなかけでもありました。ただ、恐らく新浪社長が現場に介入せず、そのまま任し続けていたなら、このような「業界の非常識」なおにぎりは、決して生まれてこなかったでしょう。

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そしてもし報道の通りだとするなら、亀山社長は現場を熟知したプロパーでありながら現場介入で結果を出す事が出来ず、求心力を落としてしまい退任となり、、現場を知らないノンプロパーの新浪元社長はおにぎりという一点突破で成功を収め、社内を掌握してその後の業績回復につなげたことになります。新浪社長はその後サントリーホールディングスのCEOとして「栄転」していく事になります。


 

経営者は結果が全て、ではなく、常に今出している結果が全て、です。一瞬一瞬、今を問われます。本当にシビアですよね。私達の仕事はWeb制作を通じて、顧客のビジネスに成果を届ける、その支援をする事です。ホームページ制作、Webシステム開発をする事自体はその手段に過ぎません。

私達の様な小さな会社は社長が役員会で退任を迫られることはほとんどありません。その代わり結果が出なければ、顧客に見放され、会社自体が市場から退出させられるだけです。

結果の問われる、大変シビアな仕事ですが、またやりがいのあるお仕事でもあると思っています。Web制作を通じたビジネス御相談はこちらまでお気軽にお寄せ下さい。

 

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出張先で自然に癒やされる



今日はWebコンサルティング、そしてECのコンサルティングの打ち合わせで富良野に出張でした。



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しかし、こういう景色を見ると、なかなか癒やされますね。

実は私は自然の中にいてもそれほど癒やされるタイプではありません。

なぜなら元々アウトドア派なので、小さい頃から良く自然に親しんでいたからなのですが、よく考えると最近はしみじみ癒やされる事が増えてきたように思います。

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ここ数年、よく考えると、あまり自然に親しむ機会も減ってきているからかも知れないな、と、癒やされている自分に気付きながら、そんな事を考える機会が少し増えてきました。


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と、そんな事を考えつつ打ち合わせに向かいました。

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国道沿いですが、クマ出ます。


打ち合わせでは販促カレンダーのお話などを中心に、今後の方向性についてすりあわせました。有意義な打ち合わせになりました。売上が上がらない、とお悩みの方はこちらからお気軽に御相談ください。


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Web業界とアート業界の共通項-値段が安いのは言い訳に使えるか?

すっかり書きそびれてしまいましたが、昨年読んだ本の中でマイトップ3に入るのがこの本です。

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最近すっかり有名になりました、デビット・アトキンソンさんの著書です。アトキンソンさんはこの書籍の中で、痛々しいくらい御自身が「よそ者、イギリス人である私が言うのも何ですが」という控えめな前置きをしながらも、手厳しくかつ正確に問題点の指摘や改善策を述べています。もしかすると同じ島国の国民として、しばしば見られる排他的な国民感情を理解した上での事なのかも知れません。それにしても、言葉の端々からこの国への愛情、熱意がにじみ出てくるのを感じます。ありがたい事だなと思います。

 

この本は本当に素晴らしい事がいくつも書かれているのですが、その中でも個人的に特に驚いた点がいくつかあります。

 

その一つが、京都等のお寺や美術館の「拝観料」や「入場料」がそもそも安すぎる、という指摘です。

 

このアトキンソンさんの意見には正直かなりびっくりしてしまいました。なぜなら私とは全く真逆の考えで、私は例えば京都のお寺の拝観料は単に入場して見せているだけで、何のコストもかけてないのになぜ徴収するのかと常々思っていたからです。しかし、それと同時に、一見すると真逆に見えるこの違いは、通底するものは全く同じなんだという事を知りました。

 

アトキンソンさんはこの本の中で、日本と世界の美術館、寺院などの有名観光スポットの入場料を調べています。すると、海外では平均で1,891円なのに対して、日本では593円。圧倒的な価格差です。ピサの斜塔の入場料は約2,400円。ルーブル美術館は約1,600円、イギリスのウインザー城は約3,500円で、そもそも海外では千円以下で入れるところはほとんどありません。

 

他方日本では高野山が最高で二千円ですが、これは極めて例外的で、伊勢神宮が300円に三十三間堂でも600円に金閣寺が400円。ほとんどがこの価格帯になっており、500円前後で団子状態になっています。

 

私は寺院や美術館を回るのは結構好きな方ですが、特段のサービスを受けている感覚は無く、単に見せてやっている、という印象しか受けません。なので、そもそも拝観料を取ること事態に違和感があり、むしろ500円も取るのはどうなのか、観光客が沢山来る地域ほど単にボウズ丸儲け(ボウズの方いらっしゃったら大変申し訳ありません。悪意はないのでお許しを・・)なのでは?と実は思っていまいた。

 

ところがアトキンソンさんの主張は真逆で、「日本の文化財は補助金頼みだが、予算は全く足りていない。なので本来はもっと自分で稼がなければならないが、それははしたないと考え、むしろ貰うべきお金を貰っていない。貰わない事で、本来行うべき努力をしなくてもよい免罪符にしているのではないか」いう問題提起をしています。

 

「・・・批判を覚悟してこの問題をシニカルに分析すると、入場料をあげたくないと強弁するのは、利用者の事を考えてではなく、今の価格設定がサービスをしなくてもよい最低ラインだからではないか、と思います。それ以上高くして、たとえば600円を1,500円にあげてしまうと、余計な仕事が増えてしまいます。「入場料を上げるな」というのは、「余計な仕事をしたくない」という言葉の言い換えではないかと、真剣に考えています」 国宝消滅 第五章 文化財の入場料は高いか安いか より引用

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この主張は実に腹にストンと落ちました。

 

確かに、お金を貰わないことで、本来やるべき事をやらない免罪符にする、出来る、というのは、どの業界でも十分あり得る事です。

 

例えば私のいる(事になっています)「ホームページ制作業界」は、チャン・キム博士も真っ青になるくらいのレッドオーシャンで、ダンピングは日常茶飯事です。動機こそ芸術や観光の業界とは違い、もっと予算を取りたいが取れないので値下げする、という形ではありますが、それが結果的に顧客にとってやるべき事をやれなくなるという点では一緒です。そしてそれが言い訳にも使えます。ただしそれで顧客が納得出来るかどうかは別問題です。

これ以上予算を削ると、あるいはその予算では、そもそもやれる事が限定過ぎて、やる事自体に意味が無いのでは?という事態が場合によっては起こります。参拝料もあまりに安すぎれば、単に通路を歩かせているだけですから(実際そういう所少なくないですよね)、それって貰う(徴収する)意味があるの?という事になります。

こう考えると、貰うべき予算、売上というは、本質的には二つの側面があり、単に引き受け手の都合、売上、という事ではなく、顧客にとって必要な、やるべき事をやるための手当でもあるという事がわかります。

つまり適正な価格に見直す、値上げをする、というのは、そもそも顧客の利益を守る上でも大事な事なのです。勿論顧客から見れば、安ければ安いに越したことは有りません。ですが、そのためにサービスが成り立たなくなってしまうような事があればそれは本末転倒ですし、それは結局顧客の利益を損ねてしまう事に繋がります。


文化財や寺院などの入場料も同様に、もっと高くて良く、利益をしっかり取って欲しい。そしてその分、見学する我々にもそれに見合ったサーブをし、保護修繕にしっかり使って欲しい。それこそがこの国の文化財をまもり育み、更なる世界への魅力発信にもつながって行くのだと思います。

ということで私は長年入会しておりました「寺院の見学料500円は高すぎるからもっと下げろ派」を本日(正確には昨年この本を読んだ時から)をもって卒業し、「安すぎるからもっとあげてサービスを向上して欲しい派」に転向いたします。

皆様の派閥入会をお待ちしております。そしてこの素晴らしい本を是非チェックしてみてください。損はしません。私が保証します(何のたしにもなりませんが・・)・。


入会希望者はこちらをポチっと御願いします。100円電子マネーで自動的に寄付されます(うそです)→ にほんブログ村 ベンチャーブログ ベンチャー社長へにほんブログ村

イヌネコが握るアベノミクスと民進党、そして我々の未来とは

ややエキセントリックな気配の漂う、しかしあれはあれである意味お似合いかも知れない籠池学長と奥さんのいらっしゃる森友学園の問題が何となく一段落しつつある?中で、安倍総理に絡んでまた新しい問題が吹き出してきました。

しかし、私がこのニュースで一番驚いたのは、上記の記事にあるとおり「獣医師の数が増えすぎる懸念などを背景に、過去50年以上認められてこなかった」(日経新聞)、という事実です。どこのメディアもこの点については触れられていません。

半世紀の長きにも渡って獣医学部の増設が一切認められないというのはいくら何でもちょっとおかしい気がするのは私だけでしょうか。ペット市場を見ると、この50年猛烈に増えているはずですし、体感的には獣医師はむしろ足りない気がします。

そこで、この50年どの程度ペットが増えたのか調べようと思ったのですが、残念ながらそんな古くからのデータは見当たりませんでした。そこで間接的ですが、犬だけですが、昭和35年からの登録数の統計で見てみました。犬は飼うときに市町村への登録が義務づけられています。

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5年ごとにグラフにしてみました。これを見ると、過去55年間で3.4倍に増えていることがわかります。ちなみに2010年は東北の一部の地域のデータが欠損しているので、実際はもっと多くの登録頭数がいると思われます。

これはあくまで犬だけであり、かつ自治体にちゃんと登録した犬だけです。ペットショップで犬を飼っても、ペットショップは何らフォローも注意喚起もしません。狂犬病予防法で自治体への登録を怠ると「二十万円以下の罰金」(第二十七条 )と規定されていますが、事実上のザル法です。登録には3千円程度の費用がかかりますので、飼っているが登録していない犬は実は相当な数いると思われます。ちなみにネコには登録義務がありません。イヌネコ同じくらい飼われていることを事を考えると、いくら一次産業が衰退し、獣医師が一番重宝されるであろうウマウシブタトリが減ったとしても、獣医師がカバーする範囲-市場と言っても差し支えばいでしょう-はこの50年相当増えているはずです。

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そしてよく見ると、この狂犬病予防法というのも法律の専門家でなくても賞味期限が切れていることが良くわかります。制定されたのは昭和25年(1950年)です。この頃はまだ国内でも狂犬病が発生していた時代ですので、犬を登録して年に一回狂犬病のワクチンを摂取する義務を定めたのは分かります。しかし、時代は変わりました。「1956年以降、人の狂犬病発症がなく、動物では1957年の猫が最後」(狂犬病の予防接種は必要? 日本で発生する危険性は..HuffPost .)です。

つまり、もう60年以上国内では一切発生しておらず、ごくわずかの例外として、海外で噛まれて国内で発症した例があるだけなのです。限りなく0%に近いと言えるでしょう。

こう考えると、基本的な考え方として、

「島国でもいつ外来から狂犬病が発生するかわからないから、予防接種は義務のままちゃんと守ろうね」

ではなく

「基本的にかかる可能性は限りなく0%なので、心配な人は予防接種をして下さい」

が正しい考え方なのではないでしょうか?罹患率が限りなく0に近いにもかかわらず、どうして60年前に作られた法律を後生大事に守り、毎年3,500円前後のお金を払って予防接種をしなければならないのか。こうなると別の力学で動いていると考えるのが普通でしょう。

なので、フォーカスすべきなのはそもそもなぜ獣医学部が50年間新設されていなかったのか、ということであり、「過去50年以上認められていなかった獣医学部の新設が、官邸主導で進められた経緯も問題視」(加計学園問題まとめ 「要注意発言」で振り返る | 文春オンライン)という論点は、そこにしかフォーカスが当たらないのは明らかに不自然です。

本来であれば、アベノミクスで実現する「規制緩和でビジネスを自由に。富の拡大」(官邸)というのは、こういう痛みの伴う構造改革と表裏一体のはずです。しかし実際は痛みの伴う話しは回避し、女性の活用といった誰も文句を言わない、無難なものに終始してしまってます。これでは経済の活性化は難しいです。

このような改革が結局今恩恵を被っている業界、勢力にとっても、ロングレンジで見れば更なる富の拡大再生産につながると私は信じています。穴蔵に籠もって守るだけでは人口が減る以上じり貧になり、みんなやがて沈没してしまうのは明かですワン。

そしてこういう賞味期限切れの、制度疲労したところを野党である民進党がどんどん国民ファーストでつっこむべきところなのですが、民進党もまた既存のしがらみに絡め取られており、今ひとつ腰が定まりません。

野党に転落後、何年にも渡って一向に支持率が上向かないということは、もはや根本的にスタンスを変えない限り永遠に冷や飯食いで浮上の目はない、このままだとひたすら自民党をアシストするだけの政党として、やがて空中分解するのはあきらかです。野党としてももっと大きな視点で問題点の本質をついた政策を提示してくれないと、我々国民が一番困ります。というか既に結構困ってます。頑張って欲しいですワン。


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