中小企業の社長のおっさんがゴーンから学ぶべき事

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ビジネス雑感

やっちゃいましたね・・・。ニュースに耳を疑いました。
私のような田舎の中小企業の社長のおっさんならともかく(私は不正はしていません 汗)、どうやったら財務部やら監査法人やらの目をかいくぐって役員報酬の過小評価計上などが出来るのか、全く理解が出来ません。どういう事??

5%とか10%ならまだわかりますが、倍ですよね?謎過ぎます・・・。いずれにしても今後の調査報告を待ちたいと思いますが、これでゴーン会長はもうGone、逝っちゃったのかなと思います。「やっちゃえ、てかやっちゃった、日産」(YAZAWA的に)。

まあにしても、日産と日本とフランスとの綱引きも最近激化していますから、ややきな臭い、政治的な匂いがしないでもありません。

それで、いろいろと各社が報道していますが、こういう記事を見かけました。
ぬれた犬を叩くのは我々日本人のお家芸ではありますが、まあちょっとあまりにもゴーン会長を過小評価しすぎではないかなという気がします。

すぐこういう「日本は特異だ」って言う人いますよね。価格は需給バランスに沿ってマーケットが決めるものです。良い人材に欧米先進国はきちんと「高額」を払うし、日本は払わない。だから良い人材は日本では取りにくいし、欧米に集まる。なので企業業績にも差が出ている。それだけの事だと思います。

また事実関係はこれからを待たねばなりませんが、状況的にはおそらくゴーン会長はやっちゃってるんでしょうね。日産も何の確証もなく「重大な不正行為」などと書くはずがありません。ルビコン川全力で泳ぎ切って渡っちゃってますから、よほど確証があるのでしょう。

しかし、その事と過去4兆円の債務を4年で解消したのは話は別です。
やはり偉大な功績と言えるでしょう。それまでの日産が先輩後輩のしがらみで何も出来なかったのをゴーン会長は一気に成し遂げた訳です。

結果的にやったことは系列解体とリストラですから、もしかして誰でもやれた、実は簡単な事だったのかも知れませんしこの記事もそれに近い事を書いています。

しかし、少なくともそれまで誰もやれなかった(ので借金4兆円になった)のは事実であり、彼は「俺ならやれる」ではなく「俺はやった」のです。

あんなのカンタンだよ、リストラしただけじゃん、数字合わせじゃん、というのはやはり「後出しじゃんけん」でとっても情けない感じがするのは私だけでしょうか。世の中は「言った事」ではなく、「やった事」できちんと評価されるべきでしょう。
 


それにしても、このニュースを聞いて、やはりジョン・アクトンという歴史家の台詞を思い出さずにはいられません。


「権力は腐敗する。絶対権力は絶対的に腐敗する」

中小企業の社長のおっさんも(私もです)、なんだかんだ言って社長です。周りが100%本音をいう事はあり得ませんし、ブレーキもかけにくいでしょう。その事を肝に銘じて経営をする必要があります。気がついたら裸の大様になってないか、常に気を配る必要が、自分が思っている以上に、あるように思います。一つの学ぶべき教訓かと思います。

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