大分トリニータ伊佐選手に学んだお客様との大切な絆

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Web屋の経営

弊社の場合、一度Webサイトを作ってしまいますと、はいそれで終わり、というよりは、その後保守契約を結ぶことがほとんどで、かなり末永くお付き合いをさせて頂く事になります。

保守契約は、大きく分けるとの二つのタイプに分かれます。

一つはサーバやシステムの稼働監視をするケース、もう一つはそれ以外に別途ご予算を頂いて、みっちりと一緒に毎月Webの集客等、効果測定からお手伝いするケースです。

前者の場合は基本監視業務と緊急時対応が中心なので、何か問題が発生したときにお話しをする程度で、普段滅多に会話をする事はありません(頻繁に話をする機会があるとそれは別の意味でヤバいという事になります)。後者の場合は定期的に打ち合わせをして、アクセスログを分析しながら、先月のWeb集客効果はこうだった、SNSからこれくらい流入があったので、今月はここをこう改善しませんか、とみっちりやる事になります。

それで、昨今の新型コロナウイルス蔓延の社会的な緊急事態を受けて、弊社とおつきあいのあるお客様全てにお電話をかけて、「ビジネスの状況はいかがですか」とお電話をかけることにしました。

元々弊社の場合は汎用的な低コストのサービスをパッケージ的に展開し、多くのお客様に届ける、と言うよりは、少数のお客様にWebコンサルティングでみっちりおつきあいする、というモデルなので、そんなに沢山のお客様の数がいるわけはありません。そのうち一通り回りきれると思っています。

何のためにするのかと言いますと、先のエントリーにも書きましたが、「お客様のビジネスに関心を持ち、寄り添って、Webコンサルティング・Web制作・Webシステム開発をする」のが弊社の経営理念であり、ミッションであり、存在意義です。

ショートケーキで言えばイチゴのよう中核的価値であり、梅おにぎりだなら梅です。いや米の方かな?カレーだとルーの方です。いや、福新漬けかな?なんか例えがわかりにくいですね、ま、とにかく、ここだけは絶対に譲れないというポイントです。

勿論今までも適時「調子はいかがでしょうか?」という様な事は当然お客様にお尋ねしてるのですが、それはあくまで何かイベントやタスクの合間でのお話しです。ある意味「雑談」ですので、そのため「だけ」に御連絡をしたことはありませんでした。基本皆さんお忙しいですし、ご迷惑になると思い、むしろそう言う事はしないように控えていた位です。

そこで、ものは試しにと恐る恐るやってみると・・・あらら?「あん?忙しいんだよ雑談の電話してくんじゃねーよ」とか怒られると思ったのは全くの希有で、「気にかけてくれてありがとう」「こんな事が最近あった」「実は今こんな状況なんだよね」と、普段とはまた一つ違った角度でお客様とお話しが出来、「あ、これなんかすごい良いかも」と大変手応えを感じてます。

それで、そもそもどうして今まで控えていたのに、全てのお客様にお電話しよう、と思ったかといいますと、実は弊社のお客様でもある、Jリーグのチームである大分トリニータ 伊佐 耕平選手のツイッターを見たのが直接的なトリガーになりました。

Jリーグもご存じの通り長らく試合が無く、いつ試合が再開されるのかすら目処が立たず、ここ数日やっと無観客試合で7月からそろりと始めよう、という状況です。それすら本当に実施できるのかという心配もあります。

集まって練習も出来ず、メンタルも含めてなかなかコンディショニングが難しい中、伊佐選手は誰にでも言われたわけでも無く、はたと一人で思いつき、【1人スポンサー様訪問】という企画を始めたのです。

こんな感じです。

 

これは見ていてしびれましたね。

こちらに「気合いを入れてスポンサーさま全部回ります」と語る伊佐選手のインタビューも載っています。インタビュアーはひぐらしさん。弊社もお仕事をご一緒させていただいており、大分トリニータを語らせたらこの人の右に出てくる方はいません。ひぐらしさんはnoteもやっていらっしゃいます。

で、そうです、私のお客様へのお電話は、カンタンに言うとこれをヒントとしてパクっています。伊佐選手ありがとうございます。

弊社の場合はカンタンにはお客様には往訪出来ません。まずお客様が地元道内(県内と同じ意味です)より道外の方が多く、東京を中心に全国あちこちにいらっしゃいますので、今「あざーっす」と行くと、北海道からお前嫌がらせに来たんかと思われ逆効果なのは言うまでもありません。なので電話でやってみることにしました。あえてメールではなく、電話です。

また、当たり前ですが、伊佐選手の様なJリーガー的スター要素は皆無で、ただのどこにでも転がってるメタボの中年おっさんですから何のカリスマ性もありがたみも無いのはいうまでもありません。

それでも想定外にいろんな気づきを得ることが出来、思いのほかお客様にも喜んで頂きました。九州には何社かお客様がいる事もあり、ほぼ毎月札幌から出張に行っています。勿論大分トリニータさんも毎月往訪しているのですが、今年はまだ一度、2月に行ったきりです。そして今年はその一度しか出張に出ていません。こんな事はかつて例がありませんでした。このような異常事態において、お客様のビジネスに寄り添う、という事の重要性や意味を改めて再認識する機会となりました。伊佐選手ありがとうございます。

一日も早く、こういう日が来る事を祈っています。

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