開発に失敗したお客様は上得意客

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Web屋の経営

開発に失敗したお客様は上得意客ってどういう事?

実は、Webシステム開発会社は多かれ少なかれ皆そう思っています。

どういう事かと言いますと、Webシステム開発(に限らないかもしれませんが)においては、受注側と発注側はイコールパートナーの関係であり、それぞれにしなければならない責務を負っています。

しかしごくまれに「発注者側だから」というスタンスで、開発する仕様書をよく見ない、あるいは提案された仕様を良く検討せず、丸っと開発会社に投げてしまい、いざ形が出来てから「こんなつもりじゃ無かった」「これじゃ使い物にならない」と開発会社とケンカになる、という事が現実的にはたまに起こります。僕はこれを「IT業界の伝統芸能」と呼んでいます。

なので、一度開発に失敗した会社というのは、すねに「古傷」を抱えていますので、二度と同じ間違いは起こすまい、と、開発プロジェクトについて当事者意識を持って真剣に取り組む傾向が強いです。これは開発会社にとっては、とってもありがたいお客様です。後で認識に齟齬が起こる可能性が大幅に低くなるからです。そういう意味では開発会社から見ると、大変お仕事しやすいお客様という事が言えます。

この業界の事をあまり知らない方は「発注者なのに当事者意識がないの?」とちょっとピンと来ないかもしれません。システムは非常に開発の技術的専門性が高いため、他の業界と比べて発注する側と開発する側の知識経験値に大きな「格差」がある事が多く、発注者側にやや(?)ハンデのある業界なのです。このため、発注者側が当事者意識を持ちにくい事がままあります。

更にWeb制作の場合ですと、お客様がコンテンツを出すのが遅く、開発進捗自体が大幅に遅れる、という事もよく起こります。こういう場合も以前開発で痛い目に遭っているお客様ですと、それなりに真剣に対応して頂けますので、制作会社的にはお仕事のしやすいお客様という事が言えます。

お客様からのアクションが遅かった事がプロジェクト全体の遅延に直結したにもかかわらず、「分かっていたのなら、どうしてもっと強く警告してくれなかったのか」という「逆ギレ」に近い不満を述べられるお客様も中にはまれにいらっしゃいます(弊社の場合はおりません。念のため)。私はいかにお客様に先回りをするか出来るかが開発案件では最重要だと思っていますので、要はそういう問題は開発会社が先回りしていれば良かっただけだと思っています。また、あまりに異様に度を超している場合はおつきあいをしなければいいだけです。相互にお仕事を選ぶ権利があります(あ、一応念のためですがお仕事を頂けるのは大変ありがたい事です。人間感謝を忘れたらお終いです)。

開発を受ける側の視点に立って、開発会社の上手な使い方を指南するとするなら、「気の利いた開発会社は基本いない」と思ってご依頼をするのが無難です。例外は当然ありますが、宝くじを狙うのは辞めた方がいい、という趣旨です。Webシステム開発会社は「一般的には」技術には精通していますが、本質的にはあなたのビジネスの事は知りませんし関心もありません。ただ誠実に言われた仕様を実現しようと頑張っています(それで齟齬が起こるのですが)。

我々の場合は手前味噌ですが、ラーメンのグルメサイトの開発プロジェクトを引き受ける事になって、ラーメンスープ作って見たり、ジャムの製造小売りの六次産業会社のサイト制作をお引き受けする事になって、国内の主要なジャム製品を全て買い集めて製品評価したりする位なので、ちょっと変わった会社かもしれません。いつもやれてるわけではありませんが、「お客様のビジネスに寄り添う」というのは未来永劫絶対に変わらない、我々の価値観です。

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