会社で一番大切な経営資源は「社長の時間」

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あまり理解されていない事かも知れませんが、小さな会社において、実は一番重要な経営資源は、「社長の時間」です。社長の時間の使い方が下手だったり、雑用に追われて時間がそもそも十分に無かったりすると、判断をヘボってしまう可能性が出てきます。スタッフが少々ヘボっても、大した被害はありませんが、社長がヘボってしまうと、スタッフみんなの苦労を軽く星一徹風ちゃぶ台替えし宜しく、吹き飛ばしてしまう可能性があるからです。

なので、周囲にいるスタッフは、出来るだけ社長や経営陣が効率よく動けるように、という配慮が必要になります。一般的にも言える事ですが、仕事の出来る人は周りの人の時間をどんどん増やしてくれますが、仕事が出来ない人ほど、周りの人から時間を「略奪」します。私も若い頃は(今もか?)周りから容赦なく「略奪行為」を繰り返し、別名「山賊」とか呼ばれていました。あちこちの机に良く狩りにでかけたものです。

上記のような「当社においてもっとも重要なのは経営者の時間です。だから出来る限り私が効率よく動けるように、という視点で仕事をしてください」という話しを、以前たまに社内でしていました。

前提を明確にすることはとても大切で、そうしないと中には「社長に仕事をジャマされた」などという勘違いをした、本末転倒なスタッフが出てきてしまうからです。

ところが、これも実に良くありがちなのですが、その肝心の社長が、では、きちんと効率よく仕事を使っているのか、というと、案外そうでもなく、少なくとも当社の社長はそうでもありません(はっ!ワシだ!)。とても悩ましいところです。

「時間は最も大事な経営資源だが、いろいろな資源の中で唯一、お金で買うことが出来ない」という事を以前P・F・ドラッカーは述べていました(確か)。しかし、私は買うことが出来ると思っています。それは優秀な人材を採用する事です。また、優秀な人材がここで働きたい!と思う様な、魅力的な会社である事です。それは時間の浪費を防ぎ、「可処分時間」を増やしてくれる、結果的に時間を買うことが出来る、と私は思っています(でも、その前にまず自分の時間浪費癖を直さないとね。てへっ)

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