文藝春秋の新書『生命保険のカラクリ』が印刷可能なPDFで全文配布中(4/15まで)

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その昔、就職したての頃、オフィスに大手の「保険のおばちゃん」がやってきて、あれこれ入れとまとわりついて、じゃなかった、薦めてきたことがありました。普通はハイハイ言って入るのですが、例の通りへそ曲がりの私は「すいませんが、説明がよくわからないので、約款見せてください」と言いました。すると保険のおばちゃん(実質おばあちゃんに近い感じだったのですが)は、「保険に加入しないと見せられない事になってるのよね」と答えました。

それで私は、保険業界というのは実に不思議な業界だなぁと思った記憶があります。約款には、それがどんな仕様の商品なのか、書き記してあるものです。形のない保険にとって、約款はそれ自体が実は「商品としての形」のはずです。なのに、商品を買わないと、それがどんな商品かわからないと言う。商品を買わないと、どんな商品か教えないと言うのです。直感的にかなりの規制業界で、利用者より提供者側の論路が幅をきかせている業界なんだな、と思った記憶があります。

結局その保険には入らず、親戚筋からの保険に入ったのですが、これをダウンロードして読んだとき、そのときのことを思い出しました。まだ途中までしか読んでませんが、このライフネット生命の岩瀬副社長が書かれた本は実におもしろい内容です。


無料ダウンロードというのも、大手出版社としてもかなりのチャレンジだと思います。果たしてどの程度売れるでしょうね。いずれにしてもすばらしい挑戦だと思います。誰もがしたり顔で挑戦しなければ、参考例が出来ませんし、後に続くものがいませんから。是非売れてほしいなぁと思っています。

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