日ハム中田骨折に見るチームビルディングの極意-当社の事例を交えつつ

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Web屋の経営

先日新聞に、中田が骨折離脱してから日ハムの成績が6勝一敗と成績が良い、という記事が出ていました。

確かにチームの主力が突然欠けると、他のメンバーに危機感が醸成・共有され、結果的にチームとしての活性が上がる、というのはしばしばどんな組織にも見られる現象です。

ただ前提としてその組織にいるスタッフ達の専門性が明確で、それなりの経験を踏んでいることが前提でしょう。ただの烏合の衆で主力が欠けるともうどうようもないのは言うまでもありません。

会社経営でもチームビルディングの重要性は全く同じで、その中でもスタッフへの指導はとても難しいなと思います。例えば若いスタッフが困っているときに、簡単に手助けをしてあげると、そのスタッフは育ちません。自分で考えなくなるのです。どんなにつらくても、本人が地力で解決しなければならない時が必ずあります。修羅場を越えた、という経験がその人を磨きます。しかし、それは非常にさじ加減が難しいところでもあります。

先日弊社でもこんな事がありました。

明日いよいよ大きな案件のプレゼンだ、という時に、提案資料のレビューを行ったのですが、そのクオリティが大きく想定を下回っていました。このままでは受注はとても出来そうもありません。勿論競合他社もいます。

本来であれば、もう少し早く私がレビューをしてあげるべきだったのですが、なかなか手が回らず、「あれとこれをちゃんと盛り込みなさいよ」という口頭の指示にとどまっていたのです。そこもうまく咀嚼出来ておらず、提案書に反映されていませんでした。

レビューをしている時間は午後です。クライアントへの提案は翌日の13時。後24時間しかありません。恐らく相当な部分の作り直しが必要で、徹夜しても現実的には間に合うかどうかという状況です。案件も大型で経営的にも非常に重要です。さて、ここで問題です。貴方が上司なら、

  • そのスタッフに最後まで責任を持ってやらせる
  • 時間が無いので自分で引き取る


どちらにするでしょう?

私がどちらを選択したかは口頭で聞いて下さいw

日ハムのケースで久しぶりにチームビルディングのわかりやすい例を見たような気がします。

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