予約キャンセルは罰金が当たり前

スポンサーリンク

昨日、日経新聞にこの記事が出ていました。

   

 

これは海外では当たり前で、予約についてはデポジット、つまり保証金を取られます。

そして予約を無断キャンセルするとデポジットの一部又は全額が返ってこない仕組みです。

つまり、予約するのなら、それなりの覚悟でしろよ、という事な訳ですね。

8f3b189beb4130e8ea2b31f693936218


昨今海外からの観光客が激増する中で、特にアジアの一部の国の観光客のドタキャン率は、結構な割合になっているようです。公式かつ正確なデータは探せていませんが、実はインバウンドのサイトの開発と保守を行っていまして、私も肌感覚として多いなぁ、と感じます。

海外では予約時にクレカ決済が当たり前で、デポジットもクレカで決済が可能です。

ところが、日本では決済業界の自主規制があり、デポジットをクレカで決済する事が出来ません。これが非常に大きなネックになっています。

要は商品を引き渡してこそ初めて売買契約の成立を意味するため、商品を渡す前に商品代金を引き落とす事は契約成立前にお金を取る事に当たるので認めない、という論理になっています。

数年前、日本に本社のある会社が、アジアと欧米向けにECサイトを開設するというお仕事をお手伝いしました。

そこは商品の発送がこれまた工場と送料の関係で香港からというやや複雑な流れだったのですが、ブツが非常に高額でかつ予約がメインという商材で、北米同業は普通にデポジットもクレカ決済できるのですが、日本本社の場合はその仕組みが使えませんでした。

いくつかの国内のメジャーな代行決済会社に聞いたのですが、代行決済は本社が存在している国の代行決済会社と契約するのがルールで、かつその国のルールで運用しないとならないため、北米に本社のある会社は普通にクレカがデポジットで落とせますが、日本だと出来ないわけです。

これはつまり日本に本社があると、かなり不利になることを意味しています。日本国内の同業者で、同様に北米がメインのところは、うまく裏技ですり抜けてデポジットをクレカで引き落とす決済システムを導入していました。

同じく弊社がお手伝いしている日本国内に旅行に来る、特にアジア人をターゲットとしたインバウンドの観光・飲食サイトは、当初は予約システムまで導入する予定でしたが、そもそもアジア人はドタキャン率が半端なく高いという事で、機能実装自体を見送りました。かなり飲食店が泣き寝入りしている事例があるようです。


こういうところは日本もきちんと常識的な国際標準に乗っ取り、デポジットを普通に預かれるようにして欲しいものです。


ちなみに採用はまだまだやってまして、仲間募集中です。

気に入ったらポチっと御願いします。デポジットは不要です→
にほんブログ村 ベンチャーブログ ベンチャー社長へ
にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました