顧客起点で組織を作り直しています-エンジニアファーストという新体制について

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Web屋の経営

実は今年の春から、役員間で何度も議論を重ねた結果、弊社の組織体制を劇的に作り直しました。

 

表向きはあまりよくわからないのですが、社内的には極めて大きな方針転換でした。

 

今時点でかなり良い感じ(少なくとも悪くはない)で回っています。従来より、顧客満足度が高く、社内のスタッフも仕事がしやすくなり、やりがいを感じてくれているように思います(多分)。

 

20131211_19_55_56

 

何をどうしたかというと、一言で言ってしまうと「エンジニア・ファースト」にした、ということです。

 

従来は、

 

顧客-営業部-マネジメントユニット部-開発部

 

という完全分業体制だったのを、カンタンに書いてしまうと、

 

顧客-(営業、デザイナ、プログラマ)

 

にしました。

 

要は営業のかなり初期の段階から、エンジニアを客先に同行させ、案件の受注から納品後の運用保守まで、可能な限りエンジニアを前に出す体制に変えたわけです。エンジニアの役割を大きく広げ、最終的にはエンジニアが全てを担当するような形にしようと思っています。

それまでは実は真逆で、エンジニアは可能な限りオフィス内缶詰で(外に打ち合わせに出ると開発の時間がロスになる)、マネジメントユニットがプロジェクトの司令塔としてディレクション等を行う形でした。エンジニアは落ちてきた仕様をひたすら集中して「作るだけ」でした。

 

個々の部隊がそれぞれの仕事、役割に集中する事によって、効率的にプロジェクトが進む、という仮説を立てたわけです。

 

この「分業化」はそれまでの反省を踏まえて、実は昨年に導入した体制だったのですが、一年間やってみて、結果から言うと、うまく回りませんでした。むしろかえって非効率になってしまい。CS(顧客満足度)も大きく落ちてしまいました。

そこで原因を再度見直し、顧客を起点にもう一度体制を見直した結果、現在の「エンジニア・ファースト」にした訳です。

始めた当初は今までとはまた180度体制が異なるため、本当に大丈夫なのか、更に効率が下がるのではないか等と社内的にも不安があったのですが、いざやってみると今時点では非常に良く回っており、社外(顧客)も社内(スタッフ)にも大変好評で、私自身もこれまでに無く大きな手応えを感じています。

書くと相当長くなりそうなので、機会を見てまたご紹介出来ればと思っていますが、先日都内で同業他社の社長さんとお話しをしたとき、「うんうん、まさにそうだよね」と思いっきり意気投合してしまいました。どこも同じような経営課題を抱えているんだなぁ、と思った次第です。

恐らく当社の規模や状況等が変われば、また変える事にはなるかも知れません。経営は常に最適解を探し続ける試行錯誤の連続ですね。

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