USJが建て直した丸亀製麺

スポンサーリンク
Web屋の経営

うちの近所に丸亀製麺があります。

実は数年前、ざるの裏のカビ生えていた事件の前、かなりブレイクした時に一度行ったきりなのですが、いつ通ってもお昼時や夕ご飯時に人が並んでいる印象がありました。

ところが、昨今実は客足が伸び悩んでいたとのことで、そこに再建請負人として例のUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)を復活させたマーケッターの森岡氏だそうです。

 

  • 森岡毅氏単独インタビュー 丸亀製麺・復活の秘策:日経クロストレンド

    2000年に1号店を開店し、うどんチェーン最大手に上り詰めた「丸亀製麺」。しかし17年後半からは客足が伸び悩み、毎月前年割れが続いていた。この危機を救い、再び客数増へと転じさせた立役者が、マーケティング精鋭集団「刀」を率いる森岡毅氏だ。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)をV字回復させた希代の“軍師”が、丸亀製麺ではいかなる戦略を繰り出すのか。小売業の将来を見通した“野望”とともに聞いた。

森岡氏はUSJを退職後、マーケティング会社「刀」を立ち上げています。そこで引き受けたようです。

 

私もマーケッターの端くれの端くれとして、森岡氏や、資生堂CEOの魚谷さんの事は一通り知っているつもりです(あ、面識はありません、念のため)。

 

日本では、営業部や人事労務部(大手は特にそう)出身の社長がなることが多く、技術系由来の社長は滅多にいませんし、マーケッターにいたっては絶滅危惧種並に益々いません。日本は同質性の高い社会なので、そもそもマーケティングはあまり重視されてこなかった訳です。

ところが90年代もすぎ、バブルもはじけ、消費者が生活者という名称に変わり、人々の価値観が多様化しだしたことによって、マーケティングは単なる「市場調査」という位置づけから、「価値を創造し、それを求めているお客様に適切に届けること」となり、企業経営そのものがマーケティング活動であるという認知が少しずつ進みました。その結果、マーケッターとマーチャンダイジングの境界線も次第に融合し、上記のお二方のようなスーパースター系マーケッターが出てくるようになったわけです。

 

それまでマーケティングというと本来極めて重要な役割なのに対して、何となくマイナーで肩身の狭いポジションだったものが、一躍注目を集め、企業経営を左右するという事がきちんと認知されて日が当たるようになったのは、極めて喜ばしいことだと思います。

Webの世界はまさにマーケティングまみれです。マーケティングのためにWeb、ネットがあると言っても過言では無いと思っています。企業が価値を生む活動において、Webは決定的致命的に重要な役割を果たします。そのようなフィールドで今(紆余曲折ありつつも)働けている事をとても嬉しく思っています。

 

 

 

気に入ったらポチっと御願いします→
にほんブログ村 ベンチャーブログ ベンチャー社長へ
にほんブログ村




コメント

タイトルとURLをコピーしました