スタッフが社長を使う

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スタッフが社長を使う Web屋の経営

居眠りしているうちにマスクがずれました。

それはともかく、先日とあるプロジェクトについて、スタッフのAさんと議論しました。

それはAさんが担当している某お客様のプロジェクトについてです。

そのプロジェクトは毎月固定の予算をお客様から頂いており、サイトの改善についてPDCAを回しながら注文を増やす、というお仕事をお引き受けしています。いわばコンサルとサイト改善をセットでお引き受けしている訳です。

基本的な方針として、サイトへのアクセス流入を優先するのか、それともコンバージョンを上げる事に注力するのか、という大きな方針がまずあり、それに基づいて施策を立案・実施していきます。

そのスタッフは1を聞いて5や6まではやれますし、気の利いた管理、マネジメントは得意なのですが、改善政策の策定はまだ余り得意な方ではありません。話をしていて、このままだと多分決められた期間の中できちんとクライアントにアウトプットを出すのが難しいかも知れないな、と思いました。

そこでどうしたか。

当面の間、役割を一部変えまして、Aさんが私を使う、という形に変えました。

Aさんは今月いつまでにいくつか改善策を上げて欲しい、と私に依頼する。サイトの責任者はあくまでAさんです。私はお手伝いをしている立場。

私は改善策をざっくりですが提示します。それはかなり完成度の高いピンポイントの「ここをこう修正改善する」というものもありますが、中には「こういう改善は行けると思うんだけど、今競合はどうしているのか知りたいので、まずそこをを調べて欲しい。それを見て考えよう」「今このバナーをクリックするとクアライアントに電話がかかる仕組みだけど、実際月に何件本当に電話が来ているんだろう?お客さんはシステム外で注文している事になるが、その注文単価と頻度、件数はこちらでは把握出来ないので、クライアントからヒアリングして欲しい。なぜならその内容によっては、もう電話をされないようにバナーを外した方が良いかも、という判断につながるからです」とう粒度のものもあります。

こういう事を経験していくことによって、いずれAさんは自分で回せるようになるでしょう。

という話をAさんと握った上で、このプロジェクト進める事としました。

適材適所、適切な役割分担は大変大事な事ですが、気をつけないと仕事のオーナーシップを見失ってしまったり、やらされ感が出てしまったりします。そうするると仕事がちょっとつまらなくなってしまいます。

誤解の無いように(美化しすぎないように)言いますと、勿論うちも必ずしもきちんとこのように綺麗に役割分担が出来ている訳ではありません。とっちらかっている事も多いです。また中には本人の希望とは別に会社としてやって欲しいことをしっかり指示することはあります。

しかし、前提として「やろうとしてなかなか出来ていない」という事と「そもそもそういう事をしなければならないという認識が組織として無いので出来てない」のでは、同じ「出来てない」でも三ヶ月後、1年後、4年後にとんでもない大きな差になるはずです。

私も日々精進です(もういい加減じじいなんですが)。

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