どんな小さな会社でも社長は社長であってスタッフとは友達じゃないので気をつけようねというお話

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当社がまだSOHO(10年以上実は在宅でやってました)だったころ、週に一回、みんなでリアルに集まって打ち合わせをする機会を設けていました。

 

といっても社員はまだ自分を入れて4人しかいない頃で、少人数でこじんまりとわいわいやっていた頃です。

 

あるとき、ミーティングが終わって雑談をしているときに、私がふざけて

 

「冷たいなー、友達でしょ?w」

 

と言うと、女性のディレクターが突然はっきりと、

 

「いや、田中さん!どんなに会社が小さくても社長なんですから、友達じゃ無いです!みんな必ずしも本音を言うとは限りませんよ。立場違いますから」

 

と完膚なきまでに断言したことがありました。

 

ちなみにこの女性は非常に優秀で、私より数歳年上だったのですが、長らくシステム会社でPMとして活躍をした経験豊富な人材でした。

 

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豊平川。先日の豪雨、すごかったです。

私が実際にその言葉の意味を、本当の意味で理解するのに、そう時間はかかりませんでした。

 

社長と社員は友達ではありません。

 

どんなに小さな会社でも、決定的な立場の差というものがあります。

 

自分はフラットに話しているし、スタッフもオープンに話してくれている、と思っていても、根深いところで本当にスタッフが全て話してくれているとは限りません。

 

気がついたら替えの効かない大事なスタッフが「お話があります」と退職届を持ってきたりするわけです。

 

なので、社長は、あるいはここはマネジメントする者、部下を持つ者、と言い換えてもいいと思うのですが、部下からのサインを常に見逃さないように、自分が思っている以上のレベルで、気をつける必要があります。

 

思わぬ事で意図せぬ取られ方をすることもあります。

自分はおおむね部下の事を分かっている、と思うと、後でしっぺ返しを食らうかも知れません。私はスタッフの事を知ってるようで何も知らない、という程度が一番良いように思います。

経営的にも、新規に採用するのも大事ですが、今いるスタッフにいかに長くいてもらうか、という事の方が遙かに重要です。


底の抜けたバケツに水を注ぎ続けても仕方ないですよね。

人を使う立場の人は、普段からスタッフへの関心の払い方には、気をつけましょう。

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