自分のスマホを落とし、あの女子アナのスマホを拾ったお話し

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最近「スマホを落としただけなのに」という映画が封切られて何かと話題のようです。

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それで思い出したのですが、つい数ヶ月前、東京出張の際、あろうことかスマホを落としてしまいました。

私はiOSとAndroid二台持ちなのですが、空港のラウンジで仕事をし、さて搭乗時間だなと最終チェックインに並んだとき

「あれ?Androidがない!」

と気づきました。

 しかし、もうラウンジに戻る時間もなかったため、仕方なくそのまま搭乗し、泣く泣く札幌に戻りました。勿論ロックはしっかりかかっています。翌日速攻で電話をかけたところ、無事見つかったとのことで郵送して貰う事になりました。とりあえず一安心です。

ただし、実は落としたのはスマホだけではなく、神保町の古地図専門店で買った(すいません妙な趣味で・・)長崎県の古地図もセットだったのですが、なぜかこちらは見つかりませんでした。こうやってアート作品というのは歴史の中に消えていくモノなのですね(というほど全く高額ではありませんが。。)。

で、無事スマホは手元に戻ってきたのですが、その数日後の事です。  

市内を移動中、タクシーに乗る機会がありました。
 
前の打ち合わせが押してしまい、これはもう次の打ち合わせ場所までタクシーしかないな、と思っていると、ちょうどうまい具合に目の前にタクシーが止まり、女性客が降りてくるではありませんか。

これはラッキー!とその女性客とすれ違う形で「良いですか?」とタクシーの運ちゃん(死語)に声をかけ、乗ろうとした刹那、たまたま足下を見ると
 
「ん?なんか落ちてるぞ」

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歩道とタクシーのぎり境界線のところに、真っ白な細長い冊子みたいなものが落ちています。なんだ?なんか落としたてホヤホヤっぽいな?と手に取ってみていると、明らかにスマホじゃありませんか。ケースを開けるまでもありません。

すると、それを見ていたタクシーの運ちゃん(死語?)がすかさず

「あー、お客さん、それもしかして今降りたお客さんのかも知れないですよ」

というので「あっ!なるほど!」と振り返ると、姿が見当たりません。あれ?こんな数十秒の間でどこに?と思っていると、これまた運ちゃんが、

「そのすぐ前のコンビニに入ってきましたよ!」

とナイスフォローです。おお、運ちゃん、あんたイニエスタ並に視野が広いじゃないですか!急いでいますがさすがにこのまま持ってタクシーに乗るわけにもいきませんので(当たり前だろ)、

「ちょっと待っててください!」

とコンビニに全力疾走しました。

しかし、全く面識のない人のスマホを手に持つのは当然ですが相当居心地が悪く、時間が経てば経つほど何やらえん罪の匂いがしてきて身の危険を感じます。まだまだ前科(マエ)がつくには早すぎます。早く渡さねば。

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コンビニに入るとすぐに無事女性を見つけました。ややぜいぜいと息を切らせつつ、

「あの、これ、落としてましたよ」

とお渡ししました。

「ああ!?ありがとうございます!」

「良かったですね。では」

「あ、せめて、せめてあなた様のお名前を!!」

「名乗る程の者ではありません。では」

とやや後半の会話はねつ造っぽいですが大目に見て下さい。

颯爽とイケメン風にその場を立ち去った私は、店舗を出ると脱兎ごとくタクシーに戻り、

「やべえ、お客様往訪遅刻だ!イニエスタ!じゃなかった運ちゃん!大至急ススキノのエビそば一幻まで!」(注 目的地はフィクションです)

「バレ!(了解)」

とイニエスタいや運ちゃんはスペイン語で言ったように聞こえましたが多分幻聴だと思います。

走り始めてから運ちゃん、いやイニエスタいや逆だ(もう言いません)は

「あの人、誰か知ってますか?」

と言い出しました。

「え?ポドルスキーかトーレスか前園さんですか?」

「いやいや、彼女、●●●のテレビ局の女子アナですよ、ほらあの番組に毎日出てた」

「ん・・・・あー!あれ!あの番組の!」

そういえば今になって思えばやけに美人でしたし、どうりでどこかで見たことがあるなぁと改めて思いました。

もう少し会話すれば良かったと少し後悔しましたが、そもそも話すネタも一切ありませんしマエもいりません。

なんだかとても良い事をした気分になりましたが、その後客先で遅刻を平誤りし、そんな気分もすぐに台無しになったのは言うまでもありません。

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