カメラマンと働いて気づくプロとアマの境界線とは?

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Web屋の経営

Web制作・Webシステム開発の仕事をしていると、当然ですがプロカメラマンと一緒にお仕事をする機会というのがあります。

 

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特に昨今弊社が重視している採用系サイトの制作においては、掲載する写真の品質が、Webでのエントリー数の増加にそのまま直結します。

 

弊社の様は予算消化型というよりは、ガチでWebを使ってマーケティング、営業、採用等経営に役立たせたい、というお客様ばかりの会社では、写真の品質はサイトの効果効能にダイレクトに響きますので、へんちくりんな写真しかストックがないお客様の場合ですと(ほんとんどそうなのですが)、カメラマン入れられる予算が無いのならサイト自体リニューアルしない方がいいですくらいの勢いでその重要性を説明、説得しています。

 

まあ、ほとんどのお客様はご理解頂けるのですが、このカメラマンという職種ほど「気が利いているかどうか」がはっきり出る職種もないなあ、と思います。また何も言わなくても、意外とそういう事はお客様もしっかり感じているものです。

 

弊社が良くおつきあいしているカメラマンさんは、いずれも「かなり」気が利いている方なのですが、そもそも「気が利いている」とはどういう事なんでしょう。

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私が感じる「気の利いたカメラマン」の場合、共通した傾向があり、それは単に写真を上手に撮る、というだけではなく(それは大前提として当たり前なので)、「写真を使う側の視点で、こういう写真もあった方がいんじゃないか、という視点で考え、提案して、撮影することが出来る」という事です。そして言い訳をあまりしない。

中には「田中さん、今度来たあのディレクター、これこれこういう点について把握してないみたいだけど、こっちで指示出しちゃっていい?育てる前提なんだろ?」などと人材育成まで気をかけてくれたりします。

逆に品質に問題のあるカメラマンというのは、「あらかじめ言われたものを言われたとおりにしか撮影できない」タイプです。こういう場合はそもそも撮影したものもそれなりです。そして言い訳も正直ちょっと多い気がします。

昨今、カメラマンにお仕事を頼むポータルサイトもありますが、週末しか撮影できないとか、いわゆる一般人に毛の生えたタイプ、サンデープログラマーならぬサンデーカメラマンが増えています。我々Webの世界も同様で、趣味で作ったホムペが、人によってはそれでご飯を食べているデザイナーを凌駕するケースもあります。

昔「私厳密にワイヤーをもらえれば、素材も用意してくれれば、それに沿ってきちんとデザイン出来るんです!なのできちんと情報出してくれないと困ります!」と言っていたデザイナーがいましたが、周りからの信用度とデザインクオリティは一番低かったです。なんとなく透けて見えるものがあるなぁ、と思いました。

プロとアマの境界線は、結局の所、頂いている対価の大小ではなく、経歴の長さでもなく、「言われたことだけやっている」かどうかだな、と先週プロカメラマンと仕事をして、改めて思いました。

「ひよっこ」は当然別扱いですが、私のようなおぢさんは言い訳が通じません(するつもりだったの?)。身を引き締めて仕事をしないとならないな、とつい最近またカメラマンとお仕事をご一緒させていただき、その事を改めて思いました。

 

あ、求人やってます。宜しければ是非。

 

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