「え?それはないな」というような要望が来たらどうするか?-異業種のデザイナから本質を学ぶ

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Web屋の経営

先日、分野は違うのですが、とあるメーカー系デザイナの方とお会いする機会に恵まれました。業界構造が似ている事もあり、いろんな意味で大変勉強になったのですが、ふと、以下のような(意地悪な?)質問をぶつけてみました。

「顧客の中には、え?それはないな、というような修正要望をデザインに出す場合とかありませんか?またそういう場合はどうされるのですか?」

するとお答えとしては、次のようなものでした。

「細かい要望が来るのは普通ですが、そういうすごい場合ですか・・・そうですね、その打ち合わせの場での空気を読みますね。相手がどの程度そこにこだわりがあるのか、という事を見つつ、プロである自分の意見を出来るだけ伝えるように努力します。ですが、どうしても理解してもらえない場合は、そこはやはりお客様なので譲ります。ただ、その修正内容がすごいと、正直ちょっとモチベーションは下がるかも知れませんが。。」

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「ああ、私は一体どうすれば・・・」(無理矢理演技させてすまん。。)

この話を聞いて、ああ、やはりこういう事は業界を問わないんだなぁ、と思いました。しかし他方、このお話を聞いて、その分野のプロフェッショナルを上手に使いこなす、重要な秘訣が含まれている事にも気づきました。それはつまり、説明・説得をきちんとしていく、という事です。そしてこれは立場が変わっても全く変わらない、という事です。

例えば弊社の場合、通常仕事を「受託する」立場ですが、他方、私は社内のスタッフや協力会社に仕事を「発注する」立場でもあります。なので当然説明、説得責任というのが求められてきます。「いいから黙ってこれやってくれ」だと、やはり当人のモチベーションは下がってしまうでしょう。これでは良い仕事は出来ません。

あれ?これ、どっかで聞いた話ですよね。

プロフェッショナルは、当然ですが、それぞれ自分なりの価値基準、判断があり、仕事に対して誇りというものをもっています(たまに例外もありますが・・・)。なので、そのような人と一緒に働くときには、自分が発注者であろうと、受託者であろうと、きちんと説明・説得をしていくという事をしていかないと良い仕事は出来ない。

多大な労力がかかりますし、書くほど簡単なお話でもありませんが、要はいかに味方につけるか、味方になってもらい、その人達を上手に活かす事が全てだなぁ、と、その重要性を再認識しました。


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