記憶に残る幕の内弁当はない、とマドンナは言った(かも知れない)

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ビジネス雑感

「記憶に残る幕の内弁当はない」というのは、今をときめくAKB48の生みの親、秋元康氏のコメントです。

で、秋本氏が大得意なアイドルについて、私はあまり、というかほんとんど感心が無く、つい最近まで秋本氏の事をほとんど知りませんでした。何しろ若かりし頃、おにゃんこ全盛期だったのですが、私はほとんど見ずに

「いよいよMTVが地上波で放送か」

とか

「Bruce Springsteenは米国のサブちゃんだね」

とか

「シンディ・ローパーとマドンナを比較してどうするんだよ。大体マドンナのファーストアルバムであのグラマーな写真はフェロモン出すぎでズルくないか?洋楽ほとんど聞かないT君はあの胸目当てでアルバム買ったに違いない」

とか、洋楽好きの友人達とほとんど絶滅種のような少数派として、ほそぼそとかの国のミュージックシーンを語っていた位ですから、秋本氏の事を知らないのはある意味当たり前ではあります。

で、この幕の内弁当発言を偶然どこかで見て、おもしろいことを言う人だなぁ、とちょっと引っかかっていたので、先日初めて、氏について書かれたこの本を読んでみた、という訳です。

一言で言うと、これもとてもおもしろかったです。勝間氏との対談が途中途中ではさんであります。勝間氏だとちょっと個性が強すぎて、秋本氏と並び立ちすぎる感じがしましたが、にしても満足度の高い一冊でした。

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大変僭越かも知れませんが、普段仕事の中で自分が気をつけていることと、ジャンルは違うけど、これって同じことだよなぁ、とかもチラホラありました。

例えば本の中で、「前例の無いものを認めてもらうのはなかなか大変だし、予算もつきにくい。ので、みんなが勝負をかけられるところまでハードルを下げて、そこで成功すれば良い。そうすると次にも進みやすくなる」という記述がありましたが、、これなどまさに同感です。

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どういう事かというと、例えば自社の事で置き換えると、Webサイトやモバイルサイトの構築において、こういう事はいかがですか、とクライアントに提案したときに、やりたいけど予算がね、とか、本当にそういう効果が出るだろうかなぁ、うちで前例がないしやれるかなあ、となかなか決める事が出来ない、という事が起きます。特に規模が大きくなってくると、より対費用効果を問われますので、二の足を踏んでしまう事もままあります。

この場合などは、システム要件や期待される効果をもう少しコンパクトにとりまとめ直して、成果の出やすい形にし、提案すると、ご担当者の方も話しが通しやすくなる事が少なくありません。

その際キモになるのは、単なる会社のホームページ、みたいなのを作るのではなく、サイトを見てくれる人(潜在顧客)から、必ずレスポンスを返って来るようにするシステムやコンテンツをきっちり入れる、という事です。

レスポンスが無いと(静的なデザインだけのホームページだと必然的にそうなる)、やはり担当者の「手柄」になりませんし、忘れ去られてしまいます。そうなると、更に予算を追加で、という事も難しくなります。

少しでも潜在顧客、見ている人からレスポンスがあれば、ご担当者も含めて「おお?」と社内で反応しますし、じゃあもっとこういう事もしてみようか、と話しも転がりやすくなります。

そういう事と全く同じだなぁ、と思いました。マドンナもアルバムを出すとき「幕の内弁当みたいな凡庸な写真じゃなく、私のフェロモンでドーンと行きましょ!どーんと!あははは!」と言った、かも知れません。結果的に大ヒットになりました。

良ければチェックしてみてください。

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