会社の数字をどこまで社内で公開するかで当社が採っている方法

スポンサーリンク

幸いな事に創業初年度から好調な決算となり、2年、3年と経つに連れ、人数も私一人から二人、四人、と少しずぐ増えてきた頃、社内で決算書をどう公開するか、という事で悩んだ事がありました。

 

当然弊社は公開会社(上場企業)ではありませんので、外部に決算書は公開している訳ではありませんし、そもそも吹けば飛ぶような規模の会社ですから誰も関心もありません。

 

勿論そういう観点ではなく、私は常々会社が今どういう状態なのか、黒なのか赤なのか、月いくらお金がかかっていてだから月いくら稼がないとらならないのか、という事を役員間だけではなく、社員にもきちんと事実ベースで共有してもらい、現状を正しく把握してもらう事は、全ての大前提に立つ、極めて大事な事だと思っています。

20141121_115818
先週の東京出張で食べたランチ(写真と本文は関係がありません)

 

ので、数字は原則公開する。その方が皆納得も出来ますし、これは未だに創業以来ぶれない私の方針です。

 

ですが、一番最初の頃は、何しろ社員が3名4名みたいな小さな規模ですから、会社の業績以外に、人件費や役員報酬を見れば誰がいくらもらっているかが一目瞭然となってしまいます。

 

現状をきちんと把握してもらうために数字を出すと、ある意味個人の財布も丸わかりになってしまう訳です。

 

勿論「それでも問題無いっす」、という人もいるかも知れませんが、何しろここは狩猟民族欧米かではなく農耕民族ジャパーンなので、中には望まない人も出てきます。いや、その方が多いかも知れません。それに、そもそも他の人がいくらもらっているか分かることによって、かえってぎくしゃくしてしまう可能性もあります。

 

しかし、数字が分からなければ、事実を正しく認識出来ませんし、業務にも支障が出ます。アーリーステージの小さな会社でこういう時はどうしたらいいのかなぁ、と、顧問税理士の先生にもいろいろと相談し、出した結論が役員報酬、人件費については、販売管理費にインクルードしてしまい、その他は全部開示する、というやり方です。

 

これだと個別の給与明細は分かりませんが、おおよその数字感覚はスタッフも把握することが出来ます。

 

後から小さな会社になると、役員間でも社長以外は経営の本当の数字を知らないし見たことも無い、というのも結構実は珍しくない事を知りました。

昔と違って(といっても実は昔の事は知りませんが)、いいから黙ってやれ、で人が動く時代ではありません。自分がどの程度稼働をしなければならないのか、役員・社員一人一人が腹に落ちる、納得しなければ動いてはもらえません。その上でも客観的な数字で現状を理解してもらう事は、私はとても大事な事だと思ってます。

他の会社さんって、どうしてるのかなぁ。。どなたか教えてつかーさい。気に入ったらポチっと御願いします→にほんブログ村 ベンチャーブログ ベンチャー社長へにほんブログ村


コメント

タイトルとURLをコピーしました