チームのみんなと仲良くしよう!は破綻への道

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チームのみんなと仲良くしよう!は破綻への道 ビジネス雑感

プロを含むスポーツの世界で成果を成し遂げたチームを見ると、皆例外なく「みんなすごい仲が良かった」「一体感があった。素晴らしいチームだった」という事を言います。

そしてそれを見た多くの人達や、ビジネスマンは「そうか、やっぱり成果を出すのはチームワークなんだな!よし!うちも見習おう!みんなで仲良くしよう!」とやりますが、ほとんどの場合、これでは上手くいきません。

何故でしょう?それは順番が違うからです。

プロスポーツの世界で大事なのはまず結果です。結果を出す事が最優先。

ビジネスなら利益を生み出すことが第一の目的です。なぜなら出さないと存続できないからです。
そしてチームである限り、必ず「個人的にあの娘とはあまり合わないのよねー」とか「あの人は得意なタイプではない」「アイツなんかイラつくんだよな」という事が起こります。

そもそもサッカーは11人、野球は9人、バスケは5人、これに倍以上の控え選手がいるので、どの球技でも20~30人は選手がいることになります。

皆さん、子供の頃、クラスの全員と仲良かったですか?そんな訳ありませんよね。必ずウマの合わない人、それほど惹かれない人というのが出てきます。

そう、そもそも全員と仲良くするなどはどだい無理な話であり、チームというのは最初から仲良くすることを目指しては絶対に行けないのです。

「あいつのことをあまり好きじゃないが、あいつにラストパスを送れば必ずゴールを決めてくれる」「彼のとはあまりウマが合わないが、彼が打席に立ったら必ず俺を進塁させてくれる」こういう信頼関係がチームとしての成果を生むのです。

そしてチームとしての成果を生むことが、結果的にチームの信頼関係を少しずつ醸成し、チームとしての一体感、チームワークを作ります。

だから成果を成し遂げたプロスポーツチームは皆例外なく「一体感があった」というのです。

ビジネスも一緒です。まずビジネスパーソンとして信頼出来るに足る人物なのか、という品定めを皆実はしています。それぞれが信頼にたる仕事を成し遂げていくうちに、お互いがお互いに対してプロとしてのリスペクトが生まれます。そして成果が出た瞬間、チームワーク、一体感というのは最高潮を迎えます。

なので仲良くいこうぜ!が最初に来ても「ウゼえ」だけでそもそも本末転倒なのです。

チームワークは目標ではなく結果。順番を間違えると破綻します。僕も普段とても気をつけています。

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