taspo(タスポ)とペルソナ

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「taspo(タスポ)」が全然普及せず、コンビニはにわかにタバコ特需だそうです。しかし、ちょっと喫煙者心理を考えれば、当たり前と言えるでしょう。

私も実はそうなのですが、喫煙者というのは、タバコを吸っている事に、どことなく後ろめたさというものを持っています。タスポを持つという事は「これからも未来永劫タバコを辞めません!」と全日本喫煙者選手権で選手宣誓するのと同じ意味を持っています。

そんな事を喫煙者が喜んでするはずがありません。既に自販機などは売上が10%近くまで減少(10%減少しているのではなく)しているところもザラだという事で、今更免許証でも買えるとか、そのためにまたシステム投資が必要だとかいう事になってるようです。

そもそもサイフの中の敷地には限りがあり、クレジットカード会社や流通業にビデオレンタル店にファーストフードと、それはもう様々な業種の会社が「うちのカードを入れてくださいっ!」と血眼になってしのぎを削る、まさに「戦場」と化している場所です。そこに、単にタバコを買えるという理由だけで、カードを入れる人はいません。なぜわざわざ専用カードを発行したのでしょうか?そもそも最初から免許証なり、住基カードを使えば買える、というだけにすれば良いだけだったと思うのですが・・・。

結局の所、システムなどはどうにでもなる話で、つまるところは使うのは人間ですから、人間の心理を読まなくてはなりません。広告を作るのに、企画マニュアル本を読むより、D・リースマンの「孤独な群衆」を読んだり、心理学の本を読んだ方がはるかにためになるのと一緒じゃないかなと思います。

例えばペルソナってのは元々はマーケティング用語ではありません。ここを読む前に、こっちを読み、掘っていった方が、結局のところ、よりよいマーケティングにつながると思います。急がば回れですね。

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