懐かしのビジネスモデル特許ーガラスをサファイヤと言い張る人達は今

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ベンチャー・経営

先日、資料を整理していたら、「ビジネスモデルML」の紹介記事が載っている雑誌が出てきました。この雑誌は大和証券関連のシンクタンクが発行しているものだったのですが、実はこのML、私が作ったMLでした。当時ビジネスモデル特許が一大ブームだった頃、今みたいにSNSもコミュニティもあまり無い時代でしたから、MLをたてて、そこをプラットフォームとしていろいろとみんなで議論が出来る場があるといいなぁ、という事でさくっと作ったものです。

しかし、時代の勢いというのは恐ろしい、慶應大学の著名な先生やら弁理士やら弁護士やらネットベンチャー系やらアヤシゲな人やら、あっという間に300人以上集まってしまい、一大勢力?となってしまったのです。主催者である私に、しばしばいろんな取材や相談やらが来て、やべえ、ワシなんもしらんがな!とかなり焦った記憶があります。ですが、特にそれを使って何かをやったろか、という野心も皆無であったため、いくつか有意義な議論なども行われたりしたのですが、そのうちその歴史的使命を終えて?何となく自然消滅していきました。

しかし、当時を振り返ると、良く「ビジネスプランコンテストにこの斬新なアイデアを出したいのですが、パクられるかと思うと心配で、一体どうしたらいいでしょう?」とか「これはまだ誰も思いついてないので、内緒にして欲しいのですが・・・」とか、ビジネスモデル特許を取りたい人、自分がいかに素晴らしいアイデアを持っているかこんこんと説く人がとても多かったです。

そして、皆さんご想像の通り、そういう事を言う人に限って、いざお話を聞くと、ほぼ100%とんでもなくどうしようもない脱力系アイデアでした。道ばたに転がってるガラスを拾って、「どうです、このサファイヤは。うふふ、すっごい輝きでしょう。盗まれないように厳重に管理してるんですよ」などと、満面の笑みをたたえたいい歳のおっさんがいたりと、こっけいコケコッコーきわまりない風景がそこかしこであった訳です。

大体自分だけが思いついた素晴らしいアイデアなど、この世の中にあるわけもなく、身の程知らずもいいところな訳ですが、バブルというのは恐ろしいものです。当時良く言っていたのは「アイデアなんて100個打って1個当たればまだマシな方なんだから、一つのアイデアに拘泥している方がリスクです。むしろばんばん公開して、パクってもらってナンボじゃないですか?自分のリスクは0で、他人がリスクしょって、しかもその人のお金で実施してくれるのですから、こんな美味しい話しはありません。もし間違って当たればあれは実は私のアイデアでした、と世間にアピールできるし、その実績で、いろんな話しも舞い込んできます。後生大事にヘボいアイデア抱えてもしょうがないんですから、むしろどんどん量産して公開すべきです」と言っていましたが、聞く耳を持たれなかったのは言うまでもありません。

そういう時代を思い出して、温かいまなざしを送りつつ、その雑誌を優しくゴミ箱へと投下したのでした。

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