水どうという奇跡

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今回はブログの記事というより、ちょっとfacebookのコメント欄に書き込むようなノリ、文体で書いてみたいと思います。ありきたりなタイトルになっちゃってすいません。お恥ずかしや。

最近最新作の放送が始まった「水曜どうでしょう」について、こんな記事が出ていました。

 

 

実はHTBさんとは以前はかなりおつきあいをさせていただいておりましたが、ただそれは主にシステム面やインフラ面が中心であり、コンテンツマーケティング的な立ち位置でお話しをさせていただいた事はほとんどありませんでした。HTBさんのトラフィックは通常の地方局のレベルではありませんので、大変多くのことを学びました。

今は諸般の事情でお取引もなく、それなりに時間も経った事もあり、故にディープな内部事情も存じ上げておらず、気軽にイチコンテンツマーケティングの視点で、外野として、この記事の感想などを起承転結も無くつれずれなるままにに書いてみたいと思います。

確かにどの地方局でも2匹目の「水どう」狙いというのはあります。ですが、ギョーカイでは以前から「水どう」は「テレビ業界の奇跡」と呼ばれており、記事中にもあるとおりであれはやっぱりどこまで行っても「奇跡」であり「発明」なんですよね。キー局が地方局のコンテンツを買うという奇跡。なのでそこに行ってももう奇跡は起きないし、実際起きてないw。虹みたいなもんです。あるけど行けども行けどもたどり着けない。ただ、HTBがたまたま運良く宝くじを引いただけなのかというと、実はそういう事でも勿論無く、奇跡が起こるだけの「土壌」がやはりあったのだと思います。リスクを取る土壌、やってみるという精神。安全運転からは生まれない発想。それが引くべくして引いたのでは無いかなぁと(それはもしかすると今のようなコンプラ最優先の風潮とは相容れにくいものなのかも知れません)。

記事の中にAmazonやNetflixが万人受けするコンテンツではなく、少数の人にディープに響くコンテンツを求めている、という下りがあります。僕もそれはすごいよく分かる。昔スカパーが(wowowかな?)が立ち上がりの頃、人気が少し落ち着いてきた佐野元春のライブをたまに流していました。理由は簡単、熱狂的なファンがついているからです(僕もその一人)。確実に加入が見込める。そういう熱のあるコンテンツが大事で、今も多分プラットフォーマーが求めてるのは同じなんだろうなと思います。

ローカル局は地元のコンテンツにこだわれば、少数の人にはかなり刺さる。というか、地方局は地元にこだわる事を宿命づけられています。しかしニッチになるのでマスが取れない。のでスケールが出ないので経済的なバリューを出せない、というジレンマがある。これをどうするのか。また地方のスポンサーにも当然規模的な限界があります。

無責任な個人の意見としては、地方局の活路はやっぱり外の活用、外への展開が鍵を握ってるんじゃないかと思います。それは勿論地域的な外という意味も含めてです。「外貨」を取りに行かないとならない。じゃあどこのプラットフォーマーと組むのか。TVerは目立つ全国区芸人を使わないとローカル番組は乗せてくれないし、TVerを活用するというはちょっと違う。となるとやっぱりYouTubeなのかDailyMotionなのかYoukuなのか。昔テレビ業界的はYouTubeはタブーであり、業界ナンバーワンエネミーでした。あまりにテレビの違法動画だらけで、テレビ業界が主要な機材の販売先だったソニーはびびってYouTubeを買えませんでした(結局Googleが買った)。でも途中から流れが変わりました。YouTubeをもっと使おうと。時には載せてあるVが明らかに放送品質で当事者が掲載していると思えないものもありましたw。そして今やYouTubeは絶対NGだと言う人は絶滅し、むしろどうやって使ったろか、なんで使わないの?になっています。しかし、本質的にはそれも土管に過ぎない。そこ自体が価値を生むわけではない。ただ、価値を流通させるにはとても便利な土管です。

地方テレビ局が土管からコンテンツメーカーとして展開してくためにはどうするのがいいのか、ありきたりなんですが、僕はやっぱり地方テレビ局のまさに足下、地元に、何かネタが落ちてるんじゃ無いかなと思うんですよね。

例えば僕が最近よく見てるYouTuberが「ちゃんねるよしゅあ」

この人は横浜近辺に住んでいて、関東の海釣りポイントを毎週釣りに行って動画でレポートをしています。勿論テレビ関係者でも映像関係者でもなく、ド素人が一人で始めたチャンネルです。で、地味に毎日チャネル登録者が増えて、今3万人以上、創再生回数も丸3年ちょいで900万回近い。

で、僕はかなり釣り好きなのですが、基本関東で釣りはしたことがありませんし、行く機会もありません。関心も実は無かった。つまり「ちゃんねるよしゅあ」は「情報番組」として見るのであれば全く役に立たない。なのになんか面白いんですよねw。つい見てしまう。中毒性があります。よく考えると「水どう」だって実際なんの役にも立たないw。映像の品質・編集技術は勿論モノホンのテレビのそれとは比べものになりません。だけと3年で900万回近い再生回数を稼いでいる地方局のチャンネルが果たしてどれくらいあるでしょう?

そしてよしゅあさんも自分で言っているですが、元々関東近郊の方向けの情報提供みたいなつもりでやっていたのが、どうもかなり無関係なエリアの人にも見て貰っているようだと。それを見て、「あ、僕みたいな人、他にも実は結構いるんだな」と気づきましたw。地味な話ですが、実はこういうところに地方局のヒントってあるんじゃないかなかって思う。役に立つ、立たない、という二軸とは別の次元。だけどそれを狙ってやったわけでは無いという不確実性。

いろんなプラットフォーマーが出てきて、10年くらい前に日経ビジネスが書いていた「これからは企業間で、顧客の可処分時間を奪い合いになる」という予言はやはり正解でした。今後益々熾烈になる中で、意外な「ところ」に解があるんじゃないかな、という気がしています。

ということでホントにオチも何も無くてすいませ。私は少しだけではありますがテレビにご飯をたべさせていただいていますし、わずかではありますがテレビに触れている立場としては、地方テレビ局には大きな可能性に満ちていますし、自社の特徴をいかして、ネットを使ってどうにかテレビというメディア、持っているコンテンツの新しい魅力を創出するお手伝いが引き続き出来ればと思っています。

 

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