リモートワークで社員が寿司ネタになる日

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リモートワークは社員の評価軸を寿司ネタに変える ベンチャー・経営

弊社でもご多分に漏れずリモートワークを実施しています。

今現在は入社したての若手は例外的に毎日出社なのですが、それ以外は週数日出社、という事にしています。

弊社は元々創業時代から8年くらいSOHOだったので、またIT業界ということもあり、在宅勤務、リモートワークには何の違和感もありません。ただ、これだけ在宅という勤務形態が世間一般的になるとは夢想だにしませんでした。先日、長年のお客様である大手企業のご担当者様とオンラインで打ち合わせした際に、後ろから大きな犬が出てきて思わずお犬様談義になりました(笑 うちにもいるので)。

新型コロナ過で、リモートワークが進むと、今後多くの企業で、社員、スタッフの評価軸も変わっていく事になります。正確に言うと、変わって行かざるを得ません。

それは、(目に見えない)能力主義から(目に見える)成果・行動主義へと社員の評価軸が変わっていく、という事です。

在宅勤務ではあたり前ですが、上司は部下に目が行き届かなくなります。このため、オフィスにいると「何だかよく分からないけど頑張ってるように見える。将来的にはかなりやってくれそうだ」とボンクラ社員をボンクラ頭でぼんやり評価する事があっても(結構ボンクラな私が言うのもなんですが)、リモートでは全く見えませんので、単なる印象ではなくおのずと目に見えるもの、つまり「成果」が評価の対象となります。というか、それ以外評価のしようがありません。それくらいはボンクラ上司でも分かります。

これはある意味、能力のある人にとってはとても公正、公平な制度です。よく言われる事ですが、これまで日本の企業の多くは「年功序列制度」でした。年齢が上がると待遇も上がる、というものです。逆に言うと、能力の高い若い人がいても、企業が払える人件費には一定の枠がありますから、待遇はなかなか上がらない、という事になります。

「年功序列制度」に裏打ちされた「能力主義」というのは、一件フェアなように見えますが、実態は

(今は発揮されていないけど、将来的には発揮してくれるであろう期待も込めた)能力に対して(今は安いけど年取ったらそれなりに払うからね)主義、の事なのです。

これはこれでメリットも勿論ありました。社会が常に高い経済成長率が約束されている時は、この方が組織としても安定感、一体感を持たせることが出来るからです。

しかし今は何十年も低成長時代が続いています(私はこれは政治の金属疲労が根本的な原因だと思っています)。そうなると、従前とは違う評価軸で社員のやる気を出し、会社としてパフォーマンスを最大化していかなければなりません。

勿論、行き過ぎた成果主義がもたらす負の側面というのはあります。80年代バブルの時代、多くの企業は一時期に「成果主義」を採用した事がありました。しかし、それは結果的にチームプレーの軽視、若手を育てるという人材育成の劣化を招き、すぐに破綻しました。多くの企業が年功序列に戻し、成果主義を採用しなかった企業も「それ見た事か」と思っていました。

しかし、今の企業が目指している「成果主義」というのは、バブルの時とは違います。仕事の成果は勿論、組織人としてもどう「行動」したのか、という事も評価の対象になっており、いわば「成果・行動主義」になってます。一昔前にあったゆがんだ個人主義を教訓として、進化している訳です。

このように、新型コロナウイルスによる在宅勤務は、企業における人材の評価を寿司屋のネタの様に変えようとしています。つまり「時価」です。将来発揮してくれるであろう今見えない能力ではなく、今発揮している、目に見える成果と行動に対して価値を認め、それに見合った待遇で支払う。時代は大きく進化しようとしています。

新型コロナウイルスは、私達に多大なダメージを与えていますし、日々暗いニュースばかり目にしますしかし他方、このような素晴らしい企業が進化する機会も生み出している事も事実です。意欲的に仕事に取り組もう、という人にとっては、成果と行動で時価評価される、素晴らしい時代が来たと思います。

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