先日、日経の連載でJINSの田中社長のお話が出ていました。
JINSの田中社長さんは名前を知っている程度だったのですが、今に至るまでの経営ストーリーはとても面白く、読み物としてとても堪能できる一冊です。
私も地方出身なのでよく分かるのですが、高校を出て、地元の信金に就職できるというのは、学年でもかなり上位の成績になります。役所と信金は高校生の超人気就職先です。
田中社長は高校卒業後そこに入ったわけですから、普通に地頭の良い、優秀な生徒だったのでしょう。
MBAホルダーがこんなすごいぜへへっ、という話ではなく、普通の人(?)が、高校卒業後信金に入り、大晦日に上司の命令で預金を取りに営業に出され、顧客に激怒された事、独立したてで作った雑貨が大当たりして毎晩呑み歩いていたら見る見る間に業績が落ちてつぶれかけたこと、苦労して開発したレンズが同業他社に横取りされたことなど、山あり谷ありのエピソードが書かれています。
あまりに面白かったので、ぐぐったら本を出されていたのですね。早速買って読みました。終盤はちょっと間延びした感はありますが、買って良かったと思う一冊でした。
ご関心あるかた、是非チェックしてみてください。
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